対文章式記憶術ちゃんのトランプ記憶の実験経過

対文章式記憶術ちゃん(以下対文ちゃん)「今日はお腹いっぱい!もう記憶できない!」
ボブ「そんなこと言わず、、そんな間を空けたらトランプ記憶の成績下がるから。。。」
対文ちゃん「同じもん何個も食えるか!ボケ!」
ボブ「同じものじゃなければいいの?」
対文ちゃん「貴様の作ってくるイメージは新鮮じゃないんじゃい!」
ボブ「じゃあ、じゃあ、これはどう!」
対文ちゃん「全部新鮮じゃないじゃん!一部だけ新鮮にしても食えるか!ホントッセンスねーなー!」
ボブ「そんなじゃあ、全部新鮮だよ!これならどうよ!」
対文ちゃん「食べて進ぜる(ガツガツ」

今日はこのような状態でした。
対文章式記憶術ちゃんが途中へそを曲げてしまって、全然記憶できなくなってました。
たったの16枚ぐらいなのに10枚ミスってしまいました。
このような現象は文章を覚えていく際にもよく起きる現象なので気を付けてください。

なぜこのような状態になるのか?
これにはボブなりの仮説があり、たぶんイメージの作りが「いつもと同じ」であることに起因すると思われます。
これをボブはメモリーアスリートがいう場所に現れる「ゴースト」に対して、イメージの形の「残像」と呼んでいます。
この残像現象自体はたぶん普通の記憶術でもあるのでしょうが、普通の記憶術の場合イメージ自体の新奇性がなくなっても新しい「場所を使うこと」でこれに対処していると思われます。
ということは一番簡単なのは対文章式記憶術ちゃんを使っても、新しい場所を使うことでこの問題は解決されるでしょう。
ただボブは対文章式記憶術のコンセプトに脱場所法を掲げているので、あまりこのような方法を使いたくありません。

そこで対文章式記憶術では、パーツのイメージの“解釈を定期的に変更する”ことを推奨しています。
具体的な例では
〇〇〇
というパーツがあった場合、ボブはいつもはこれを「横棒」というイメージの解釈をしてますが、その解釈をいったん辞めて、「横に伸びる水溜まり」と解釈します。
これが“解釈の変更”です。
この解釈の変更は個人の自由で変更してもらって構いません。
直感的にこのパーツの形はこれに似ている!というようにテキトウでいいのです。
ただしあまりにもパーツの形とかけ離れていると、何のパーツだったか忘れる可能性があります。
それでもそのかけ離れた形でいいという人は、ボブは止めません。
結局思い出せればなんでもいいのです!

さらに“定期的”に解釈を変更する理由としては、常に違う解釈をし直さないといけないということではないからです。
大体残像が出てくると、何か知らんけど全然覚えれなくなるということが自覚されます。
この自覚はサンプル数1のボブには、結構顕著なのですぐに気づくだろうと思っています。
気づいたらそのとき、解釈を変更すればいいのではないか?と今のところ思っているので、定期的と書かせていただきました。
(ボブの場合、本当に全然覚えれる量とかが違ってくるので、自覚しやすいです。みんなそうかはわかりませんが汗)

ここで注意したいのが、一部のパーツのイメージだけ新奇にすればいいのではなく、全部を変える必要がある、ということです。
どうもトランプ記憶の場合、一部のパーツだけ新奇にしても全然覚えれる量が変わりません。
なので、トランプ記憶と同じなのかはわかりませんが、文章を覚える際は全部変更した方がいいでしょう。

あとは皆さんが心配しているであろうスピードが落ちるのではないか?という懸念ですが、たぶん解釈の変更をしなければもっとスピードは速いでしょう。
でも解釈の変更を慣れれば、「一発で」覚えれるようになるので総合的にはむしろ解釈の変更をした方が今のところタイムは縮んでいます。

さて最後に最大の注意として、どうせならば場所法と併用しようぜ!ということを言っておきます。
トランプ記憶で実践しまくっていると、一括で想起できる量は少ないことに気づきます。
たぶん一括でイメージできるトランプの枚数は3~5枚程度です。
これは厳密に一つのイメージにしたときにイメージが一つだと思える量と同じです。
6枚以上の枚数になるとその厳密に一つのイメージだと思えるイメージに付属物がやいのやいのとくっつきます。
そうすると、その付属物はなかなか一括では想起できません。
逐次的に想起していくことはできます。
が、一括では想起できなくなります。
場所法で場所をたどるのは、速さが命です。
ですので、一括で想起できないイメージは場所をたどるのが速すぎると繰り返すことができません。
なので一括で想起できる量だけを置いて、あとは次の場所を頼るようにするのがベストでしょう。

これが今のトランプ記憶の実験をしてて思ったことです。以上!

オーソドックススタイル記憶術の強力な場所法

まずはこちらの記事をご覧ください。

私が思う個人的に覚えやすい場所 | BSAマガジン (brainsportsacademy.net)

こちらは小林瞭氏による場所法を作る際の注意点などが書かれた記事です。

私はこれを参考に仮説を作りました。

それはどういう仮説か?というと、この記事で出てくる自己の感覚上優秀な場所ベスト5の中で語られている「運動を伴った上で経験し、頭の中にインプットした場所が“強い”場所になりやすい一つの要因なのではないか」というものです。
例えば私の場合柔術を習っているのですが、この柔術の練習をしているスポーツジムが強い場所になる可能性が高いという推測が成り立ちます。

これには科学的な根拠があり、運動しながら記憶した場合、その記憶成績は運動を伴わないで記憶した場所より高かったというものがあります。
この根拠より運動を伴ったために、場所も鮮明に記憶することができた、と考えられます。

ここからは私の妄想ですが、日々習慣化するぐらいに運動をその一定の場所で行うとその場所を場所法として利用した際に無意識に運動感覚も思い出しているのではないか、とも妄想しています。

また上述の根拠よりインプットする際にも軽く運動感覚のイメージを持ちながらインプットし、想起の際にその運動感覚も手がかりにするという覚え方がよいのではないか、とも考えています。

上述の方法のどれもがベーシックな記憶術でも使える方法なので、よかったらこの仮説的方法たちも使ってみてください(有効なのかはわからないです)

対文章式記憶術の最新戦術

対文章式記憶術についてはこのサイトのトップページで説明しています。

最新戦術は2個あります。
一つは「規則的情報変化」
もう一つは「パーツ巡り」

規則的情報変化とは簡単に言えばパーツの一部を少し加工して同じパーツ同士で被らないようにしようというものです。
当然干渉も起きないです。
これを規則的に加工をすることで、少ししか覚えなくてもよくするという工夫が入っています。
だから規則的情報変化という名前がついています。

もう一つのパーツ巡りは、規則的情報変化を前提として、被らなくなったパーツを使って、そのパーツを場所として利用しようというものです。
なぜそんなことを思いついたのか、というと、見立てまでやったパーツを巡る際、かなり高速でパーツを巡ることができるからです。
これを場所の代わりに使ったら、場所法を熟練していない人でも高速で場所巡りと同じことができるのではないか、と考えました。

これを完全に機能させるためにはまだまだ工夫が必要になります。
どのような工夫が必要かということを問題として捉えた場合、2つの問題があります。

①規則的情報変化で付加する情報は一体どのようなものにしたらいいか?という問題です
②パーツを場所として利用する場合、どのような内容のパーツを場所として利用したらいいのか?という問題です。

①はどのような情報だったら、情報の増加の影響を最小限にできるか?ということがネックです。
情報の増加は様々なところで述べておりますが、自分の記憶容量の限界値が100だとすると、普通の記憶術では一つのイメージにつき、10使うと仮定します。
そうすると容量100÷1イメージあたり消費10なので10個のイメージを覚えれます。
それに対して1イメージあたりの情報を増加させた場合、思い出しやすさも2倍高くなりますが、1イメージにつき20の容量を消費すると仮定します。
すると容量100÷1イメージあたり消費20なので全体として5個のイメージしか覚えられなくなります。
これが情報の増加の悪影響です。

この悪影響だけを取り除くあるいは最小限に抑えるのが必須事項となります。

②は文章の冒頭や題名、題目などを対文章式記憶術でイメージ化し、場所として利用してもいいのですが、どうせなら文章の構造などをパーツ化し、それを場所として利用したいのです。

なぜ目次などに載っている小見出しなどだとダメか?というと、小見出しなどをイメージ化したとき、そのイメージに含まれているパーツの数が、必ずしもその小見出し全ての文章を乗っけるほどの数ではない可能性があるからです。

これらの問題をクリアしたい!
というかしないとあまり使えない記憶術の気がします。

場所法初心者が熟練者並みに

場所法熟練者のスゴイところは、猛スピードで場所をたどれるところだろう。
これはかなり訓練しないとできないらしい。
ちなみにボブはできない。
まあガムシャラに場所の中を通り過ぎることはできる。
でも場所の中のポイントポイントで場面を猛スピードで切り替えことはできない。

ボブは場所法熟練者のように場所法を極めて、猛スピードで駆け抜けるのは正直メンドクサイ。
そこで場所法初心者にして場所法熟練者のように、猛スピードで場面を切り替えることがしたい!
そんな方法果たしてあるのか?

あるよ。。。

ボブが目を付けたのは、対文章式記憶術のまとめたパーツ。
対文章式記憶術を使っていればわかるだろうけど、まとめたパーツを見立ててから、パーツ一個一個をフォーカスして観るスピードはかなり速い。
これは初めからそうだから、熟練すれば本当に神速になるだろうことが予想される。
この初めから高速のパーツ巡りを利用する。

ボブは試験的に対文章式記憶術で冒頭一文、4~6単語ぐらいをパーツに変換し、それをまとめ、見立てた。
ここまでは普通の対文章式記憶術の運用だ。
そしてその冒頭の一文でできたパーツを巨大化し、文の単語の順にその冒頭一文後の文章のイメージを置いていった。
これは対文章式記憶術のパーツがそもそも大きさが不明なパーツであるからできたことだろう。
大きさがわからないから巨大化しても、脳みそが大きさを拒否することができないのではないかと考えている。
またこのときの冒頭一文後の文章のイメージも当然対文章式記憶術で単語をパーツにし、まとめ、見立てたイメージだ。

こうして一つの巨大化したイメージの各所にまたそれよりも小さいイメージが貼り付いたイメージを作った。
そしてこれが場所法熟練者の場所巡りによって強制的に、その場所に置いたイメージが想起される現象と同じことが起きるか確認した。
結果はどうやらパーツを高速でパーツ巡りしても、場所巡りと同じような現象が起きることが確認された。

確認されたが、これがさらに便利かは別問題なので、引き続き利用してみて便利かどうかの判断をする。

これがボブ流の場所法初心者が場所法熟練者並みに猛スピードでイメージを巡る手段だ。

それにしても場所を思い出すだけで、そこに付随してくるモノのイメージまで想起されるのはボブには実に不思議な現象だ。
この場所を思い出すことで付随して想起される現象をボブは今のところ、背景がモノのイメージによって削られるため、という説と場所とモノのイメージが結合して連続的になるからでは、という説を持っている。
これは昔、雲がある空の中、つまり空中にモノのイメージを置くという実験をして、雲をバックにしてモノのイメージによって雲が削られた場合、いくらか記憶に残りやすくなる、という実験から背景の方の説は支持されている。

と言っても今はそれだけだが。。。

場所法熟練者を考察し、新たに記憶術に応用(できるかも?)

高IQの人が場所法を熟練しやすい理由。
高IQの人はどうやら類推などの能力があるようだ。
そのためか、高IQの人はかなり飽きっぽいようでもある。

なぜ類推などの能力が、飽きっぽさにつながるか?というと、全てのことが“類似”しているように見えるからだとボブは考える。
ボブはここで類推能力というより、類似探索能力の方をピックアップしたい。
たぶんこの能力は類推と深い関わりがあるし、類推よりは簡単だと思われる。

この類似探索能力がたぶん高IQの人の熟練しやすい理由なのではないか、と仮説っている。

場所法熟練者は物語法と深い関わりがある説
場所法熟練者はその場所に置く、という単純な行為によりイメージを定着できるらしい。
しかしボブはこの置くという行為に、物語法的性質が存在しているのではないか、と仮説っている。
メモリースポーツのアスリートたちが述べていることでボブが興味深かったのは、場所法の場所とモノのイメージの捉え方だった。
メモリーアスリートがいうには、場所を順々にイメージしながら、順々にモノのイメージを観ていくだけらしい。
ニュアンスから、置くというより同時並列的に場所とモノのイメージを観ているぽい感じがした。
そして想起の際は場所を想起し、そのとき観ていたモノのイメージを思い出す感じとのことだ。

もはや置いてさえいないのか?!と思った。

このことからどうも場所と関連付けている、というよりはまさに順番に場所とモノのイメージを観ている私の自伝的物語を作り出し、想起しているようにボブは思った。
自伝的物語法は、ボブにとっても意味のわからないもの。

物語法自体に効果があるのは記憶術を使ったことがある人ならばだいたいわかるだろう。
だが、なぜ日常ではこの物語法のような効果が起きないのか?がわからない。
ようするに物語法には効果があるが、人生という物語にはどうしてこうも物語法と同様の効果がないのか?ということ。
もし仮に日常でも物語法と同様の効果を得られた場合、かなりその影響は大きいものだろう。

ここで場所法熟練者はきっと場所法を使う際にこの自伝的物語法なるものを開眼しているのではないか、とボブは疑っている。
その理由は先ほど言ったように、場所法がもはや場所法じゃないからだ。

場所法と対文章式記憶術パーツの共通点と相違点
場所法がなぜ速く想起できるようになるのか?というのは対文章式記憶術パーツのイメージがなぜ速く想起できるのか?という点と似ている。
何が似ているか、というと場所法も対文章式記憶術パーツも連続性を持っている。
連続性とは次に何が来るか?ということが前のイメージの状態から即座に連想できるということ。

でも相違点もある。
対文章式記憶術パーツでは全体が全てわかっている。
しかし場所では部分的な範囲でしか様子がわからない。
様子がわからない所は、移動していくことで連続性から思い出される。
だが、このときでさえ場所の全てを頭に思い浮かべているわけではない。
そういう違いがある。

次世代場所術「立体ノート」

次世代と銘打っているため、これは次世代の場所法だと思います。
場所術としているのは、場所法を超える方法として提示するためです。
ようは「王」を名乗っていたところ、王より上の存在となるために「皇帝」を名乗ったのと同じです。
それにしても場所術は言いにくいですね。
立体ノートは昔からあった構想で、たんにそれが再燃しただけです。

立体ノートを作るのはいいとして、文字はどう立体化するのか?という問題があります。
これは対文章式記憶術で解決するので、立体文字的なものを開発していない方は当然そこから研究開発する必要があります。
さて対文章式記憶術で立体文字の問題を解決するとして、「立体ノート」の方をどうするか?
対文章式記憶術を運用するので、対文章式記憶術の影響をもろに受けた形で立体ノートを開発しています。

まずノートと銘打っているので、縦長の長方形のノートをイメージします。
その上でコマ割を使います。
現在成功しているのは、対文章式記憶術で文章を単語ごとにパーツ化し、それを見立てる。
そしてその見立てたイメージに近い形のコマ割をする。
そうすることで、より内容を思い出しやすい形にしました。
具体的には、パーツを組み合わせて「花」ぽいイメージになったら、コマ割も「花」の形をしたコマの形にします。

ボブはそれを1Pに2個だけコマ割を作って、そこに組み合わせたイメージを絵にして配置しています。

これからの進展
今回は四角い本を使いましたが、これだと内容を思い出しづらいので、丸や三角、多角形などを使った本の形にしたいです。
その上でどこかの形、例えばコマ割に映る絵が置いてある場所などを丸や三角、四角にしてもっと思い出しやすくしようと思います。

つまり本の形を丸、三角、四角、五角形、六角形と3Pごとに規則的に変化させます。
コマ割に映り込む場所も1Pごとに丸、三角、四角、五角形、六角形と規則的に変化させます。
するとこの場合の通り数は5×5で25通りあります。
この25通りの情報で一つのペグみたいに使って、より思い出しやすくするという狙いです。
この25通りに加えて、色も数ページごとに変えれば、それだけより多くの情報が頭の中で分けて検索できるようになります。

この案自体は昔のボブが出しているアイデアのほぼ流用なので、新しい感覚があまりないです。

ライトナーシステムインブレイン

ライトナーシステムインブレインとは、脳内でライトナーシステムを走らせることを言います。
ライトナーシステムとは復習を機械的にやる方法で、興味があったらググってもらう方が確実だと思います。

現在本などの文章を脳内ライトナーシステムで回しているのですが、結構忘れるので、さらなる改良をしたいと思っています。
ではライトナーシステムインブレインの特徴はどうなのでしょうか?
ライトナーシステムインブレインを改良するにしても、要素に分解しないと考えられるものも考えられなくなります。
そこで特徴を考えたいと思います。

ライトナーシステムインブレインの特徴
①頭の中で
②直列的閲覧性
③組み換え可能
④隠す(穴埋め)
⑤復習
⑥復習期間の間隔
⑦無関連性(無物語性)
⑧情報の分断・断続性

とりま、復習するにあたり関連性や連続性があった方が記憶を引き出しやすい気がする。
しかも関連性と連続性がこの項目の中では一番簡単そう。
ということで、関連性、連続性を何とかしたい。

このサイトの前の記事で、こだわりを持った場所を作り出すことで、情報を詳細に記憶することが可能ではないのか?と仮説っている。
こだわりを持った部屋とは、簡単にいえば詳細にモノのイメージを覚えている場所のこと。
でもモノのイメージの配置にこだわりを持っていて、自分ルールでモノのイメージを配置しているとさらにベスト。このモノのイメージ一つ一つに変化を与えることで、情報を書こうと画策している。

ボブは対文章式記憶術ができることを前提に述べるが、まず一つ一つの組み合わせたイメージにペグとして対文章式記憶術パーツを一つ与える。
現在111個のパーツ(の組)があり、動詞にも対応している。
このペグに使っている動詞とパーツを組み合わせてイメージを作る。
例えば●は「is」の動詞を含んでいるので、●とisを合わせるとボブ的には座布団になる。
この座布団をペグして、座布団の上に覚えたい内容の組み合わせたイメージがくっつく。

それでいて、その組み合わせたイメージが、こだわりを持った場所のモノと似ているものを配置する。

うーんまだまとまっていなくて上手く説明が不能なのだけど、今日はここまでにする。

トポス型記憶術

これはnoteというサイトにも書いた記事だが、探しきれない人のためにもう一度書いておく。

これは一つの挑戦の形だ。
トランプ記憶などで記憶される記憶術は全ての場合、ざっくりと以下の工程を踏む。
トランプ→モノのイメージ化→場所法、だ。
これはざっくりとなので、分析する人が違えばもっと細かくなるようだ。

このイメージ化と場所法という2つのプロセスがあるので、どんなに速くしてもこれがネックになってくる。
(だが、モノをイメージするのと場所をイメージするのは並列処理できそうなので、実際はネックにならないのかもしれないが。。。)
これを解決するための素人考えが、場所化だった。
つまり、場所自体が情報を表すようにしよう!という考えだ。
ただし場所化は情報を直感的に場所に限定して連想しようとするものだ。

すると以下の工程で済むことになる。
トランプ→場所化
最初の構想ではモノのイメージを場所化しようと考えていたが、それだと結局2つのプロセスから外れることが難しそうだったので辞めた。
やはり直に情報を場所にあてはめることが大事。

この場所化もネックになる所がある。
それは52枚のトランプを記憶した際、「広大な」場所を必要とすることだ。
あまりにも広大になりすぎるとイメージとしては把握しづらい。

そこで場所を何とか上手いこと重ねられないか?などを試す予定でいる。
この方法も例にもれず対文章式記憶術のパーツを応用して場所作りをすることも可能。
だけど、それだと結局2つの工程になってしまうのであまりよろしくはない。
ただ対文章式記憶術のパーツでもできるということは頭の隅に置いておいてほしい。
対文章式記憶術のパーツであれば、広大すぎる場所の問題を少しクリアできるからだ。

またこのトポス型の方法だと条件付きだが、ある嬉しいボーナスがある。
それは直列的に場所を並べたならば、手話のような身振り手振りで場所のイメージを表せることだ。
例えば左から右に「噴水のある広場」「自分の部屋」「図書館」などなどといった情報をボブが身振り手振りで表すとしたら、噴水は「グーから親指を立てて」表す、自分の部屋は「握り拳」で表す、図書館は「本を片手で開く動作」で表すことにする。
すると左から右へ拳を握り、親指を立て、拳に戻り、片手でめくるという一連の動作となる。
以上は全て右手のみで行った。

こうなると実は面白いことができると仮説している。
それは二重でイメージを想起することができるのではないか?というものだ。
さっきのように右手で動作を行いつつ、左手でも違う動作を行う。
すると実質的に2つの情報を想起することになるのではないだろうか。
ボブはそう考えている。

そうなってくると嬉しいのが、二つのことをいっぺんに復習が完了する所だろう。
2つのことがいっぺんに終われば、時間的効率性が上がるので、学習する上ではかなり有用(となる予定)。

自閉症の物理的可塑性と記憶術への応用

自閉症の方が記憶力に特化した能力を持つことがあるのは有名な話です。
普通の知的な障害を持つ方より何倍も自閉症の方はすごい記憶力を持つことがあります。
確か知的障害者の方は2000人に一人すごい記憶力を持った方がいるのに対して、自閉症の方は20人に一人だったと記憶しています。

このようなことが起こる原因が何か?
ボブはずっと考えてきました。
それがついに答えがわかったかもしれません!

記憶力を伸ばす上で自閉症の方の性質が大きく関わる。
だから自閉症の方の方が記憶力がいいのだろう、という所は誰でも行き着く仮説です。
では、自閉症の方の何がそうさせているのか?
ここが今までわからなかった所です。

まあ実際は全ての情報を“視覚化”している、という可能性は記憶術をやっている者ならすぐに思いつくことですが。。。

しかし今回ボブがその視覚化に加えてさらにここだ、というポイントがあります。
それは自己の部屋の様式を“完全に”決めておいている、という所です。
自閉症の方は自分の部屋の物の置き方が、少し違うだけで混乱を起こします。
そこには強烈な不快な感情を伴います。
彼らは“自分ルール”があり、物の置き方すべてにこだわりがあります。
この完全に置き方が自分ルールによって決まった部屋があるというのが今回の肝です。

感情についても、記憶力をよくする因子ではありますが、一般的な人がこの感情までをまねるのはボブは難しいと考えて、今回はこれを割愛します。

さあ、「完全に自分ルールの置き方で決まった部屋」が存在してしまっています。
ここでボブに今回のタイトルを回収させてもらいます。
物理的可塑性というのは、ボブは例えば鉄板に強い衝撃を与えたら、当然へこむと思います。
このへこみを物理的可塑性とボブは勝手に言っています。

それが記憶術と何が関係があるのか?と言われれば、結局情報というのは脳みそにこの物理的可塑性を与えることで成り立っている、と言えると思います。
つまり情報を保存することになった場合、イメージの世界でもこの物理的可塑性があれば記憶できる、とボブは考えました。

ここで「完全に自分ルールの置き方で決まった部屋」の話につながります。
完全に置き方が決まっていれば、当然すべての情報の状態は一定です。
この一定の情報状態に、情報が入ってきたとき、変化を与えます。
この変化が物理的可塑性です。

さらに変化も自分ルールで変化させていますので、変化後の情報も予想しやすい状態にあります。
予想しやすいということは、想起しやすいということでもあります。

想起するときは、いつもと違う部屋の部分を観ることで想起できます。

これがボブが考える自閉症の方の記憶力のカラクリです。

まとめると、
①完全に記憶している情報群を用意する
②変化に何らかの自分ルールを用意する
③完全に記憶している情報群に自分ルールの変化を与える

この3つを用意できれば、イメージ記憶術をさらに伸ばすことができます。
ボブが何をやってそれを確認したか?というと、決まった置き方をされている某店のトレイを観ながら、対文章式記憶術を適用しました。
具体的に上から、おしぼり、その下にナプキン、その下に下紙??があって、その横にストローの袋の残骸がありました。
それをおしぼりはこの形だとあのパーツに似ている。
ナプキンもこう折ればあのパーツに似ている。
下紙もこうぐしゃぐしゃにすればあのパーツに似ている。
ストローもこう置いて、こうひねればあの意味になる。
といった具合でイメージしたら、かなり覚えていたので、これを一つの実証として考えています。

でもこれだとまだまだ実証にはほど遠いので、ボブはしばらくこれをいじくっていると思います。
実証できたら、また報告するかもです。

ノート術と記憶術の関係とサイトの整理術

サイトを整理したいと思い、ノート術にその活路を見出さんと実はしてきました。
ノート術はそのまま記憶術にも活用できる!というのがボブの持論です。
そのためノート術は別にサイトの整理のみのための研究ではございません。

ノート術を研究はしていますが、どうも全部似たり寄ったりでした。
こうした方がいい、こうやった方が上手くいく、と色々見ましたが結局行き着く所は、ノートを分割して一定の情報を整理していくというものでした。
結局同じじゃん!
これはボブの抽象化能力が低いから起きた惨劇なのかもしれないので、さらに研究したいのですが、今の所そんな感じです。

ただボブもただただ使えない技術を研究していたわけではありません
その一つに一覧性の高い情報を作るというものがあります。
ようはまとめノートです。

このまとめノートを作るにあたり考えているのは、拡大と縮小です。
例えば「・」というものを拡大すると「①」という数字が出てきて、それをさらに拡大すると
o-1-bみたいな情報の羅列が出てくるようにするというアイデアです。
最大まで縮小した情報図では全体を眺める一覧性を極限まで使います。
そして拡大していくと、その情報の詳細が出てきます。

この仕組みをサイトに組み込もうと思っています。

さらに関連性の問題は、軸となる情報の集中する所を作り、そこに相互で乗り入れできるようにリンクを貼るというのが今の所の解決手段です。
これは当たり前といえば当たり前なので、特筆すべき所ではないかもしれません。

ここで注意したいのは、カテゴリーから入れる情報の提示の仕方やタグで引き出せる情報の一覧とはまた別の情報の提示の仕方であった方がいいということです。
これはただいま考え中で、結局カテゴリーやタグのシステムでできるなら、そっちでやった方がいいし、カテゴリーやタグのシステムでは実現しがたいことをなるべくやりたいと思っています。

ボブが目指しているのは、情報群を視覚的なイメージとして全て把握できる状態を目指すということです。
そのためにはサイトの情報の現在の直列的提示から、立体的な提示に移行したいと考えています。
この意味は一覧性のある全体を俯瞰した情報も何とか3D化したような情報として提示したいと考えているということでもあります。

これには人間は平面図に対して認知的資源をあまり必要としないという特性を上手く立体図に対して働くようにするということを考える必要があるかもしれません。