自閉症に特にみられる超人的記憶力の方略仮説(インタビュー版)

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シモニデス先生にインタビュー形式で尋ねてみた。
シモニデス先生、自閉症の方々にみられる超人的記憶力というテーマで今回はお伺いいたします。
自閉症の方々は特に記憶力が良い方が生まれやすいと言われています。
その理由をどうお考えになられていますか?

シモニデス先生「先生ではないプロフェッサーシモニデスじゃ!!そこんとこよろしくじゃ。で、自閉症の方々の超人的記憶力の話じゃが、それは自閉症の方々の症状の特徴に起因しているとわしは思っている」

それはどのような特徴でしょうか?

シモニデス先生「わしが予想しておるのは、「同じことを繰り返す」ということと「自分なりの拘り」があること、「拘りとズレると尋常じゃない不快感」を表すこと、それに「視覚的情報に理解を示す」ことじゃな。どれも記憶術を構成するための要素となりそうなものばかりじゃ」

具体的にお聞きしますが、それらの特徴を彼らはどういう風に使っていると思いますか?

シモニデス先生「記憶術と言えば視覚的情報や同じことを繰り返す意味は比較的わかりやすいと思うのじゃが、ここからは完全な仮説じゃ。わしの考えているのは視覚的なイメージを“整理”しておるのではないかと考えているんじゃ」

“整理”ですか?整理するというとどのような整理の仕方なんですか?ただ単に整理してもあまり意味をなさないような気がするのですが。。。

シモニデス先生「うむ。ただ単なる整理ではないんじゃろうとわしも思っている。彼らには特徴があっての。例えば遊具などを直線状に並べるという遊びをするのじゃ。この遊びにも拘りがあって、わしが考えるにこれも“整理”されておると思っておる。しかもそれは彼ら一人一人にとっての整理の仕方で整理されとるのじゃろうと思っておる。だから他の人からみると何が何だかわからない整理の仕方になっておる」

少しわからないところは、例えばランダムに出てきたイメージを、シモニデス先生の言ったように整理されるとしますね?そこで例えば直線状に箱を並べて、リンゴは5番目の箱、バナナは1番目の箱、ミカンは8番目の箱・・・っていう感じで入れて行きますよね?でもその入れ方だと想起するときに、一番初めに出てきたのは何か?って問われたら、果たしてリンゴって答えられるんですかね?

シモニデス先生「じゃからわしはプロフェッサーシモニデスじゃ!まあ、よい。その話は誰でも思うことじゃろうなー。その話は以下の3つの方略に分けれるのじゃ。
①整理優先の方略
今思いつく限りじゃと、ランダムに出てくる情報を上記のようにリンゴであれば5番目の箱、バナナであれば1番目の箱というように入れて行って、順序をそれらイメージにタグ付けする方法じゃな。
わしはあまりこの方略は好かんな。。。
②整理と順序を同時に扱う方略
横軸を整理軸として、縦軸を順序の軸として扱う。
この方法だと平面的なイメージがちゃんとできんとできん。
③順序優先の方略
ランダムに出てくる情報を出た順に右から左へ並べて行く方略じゃ。
わしの完全な直観じゃが、この方法が自閉症の方々の方略ではないかと思うんじゃ。

③が自閉症の方々の方略だとすると、整理の方はどうやっているんですかねー?
このままでは順序はわかっても整理はできていないんじゃないですか?

シモニデス先生「うむ。問題はそこじゃの。では、わしはどう考えたか?を聞きたいんじゃろ?順序は右から左、または左から右などの直線状に並べる方法じゃ。これは大体わかるじゃろ?さて、お次は整理の仕方じゃが、要はの?わしらに必要なのが、ランダムに出てくる情報にピッタリ適合したご都合主義の整理の仕方じゃ。つまり、最初がリンゴであれば、最初の整理する箱にはリンゴと書いてある箱が用意され、2番目がバナナであれば、次に置いてある箱にバナナと書いてある箱が来るというような絶対にあり得ないような整理された箱じゃ」

そんな箱の順序絶対あり得ないじゃないですか!?だって、先に整理の仕方を決めておくんだから、未来予知でもしていない限り、そんなの無理ですよー!

シモニデス先生「そうじゃの。そんな都合のいい整理など、前もって決めておくことはできないの。それではどうするかの?答えは簡単じゃ。整理の仕方をアバウトにしておくのじゃ。例えば、1番目の情報は「点」の特徴の有無で整理する。2番目は「輪」の特徴の有無で、3番目は「円」の特徴の有無で、というように抽象的な何でも当てはまりそうな何かでイメージするのじゃ」

ということは、1番目がリンゴの場合、リンゴのどこかに点を見つけ、2番目がバナナの場合、バナナのどこかに輪を見つけるという感じですかね?

シモニデス先生「その通りじゃ。そうして整理するのじゃが、本当に上手くいくかはまだ謎じゃ。。。」

今日はありがとうございます!シモニデス先生w

激しい感覚(小説版)

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シモニデス先生「激しい痛み、激しい冷感、激しい温感、激しい圧感、激しい不快感、これらを使えば、ボブんを出し抜ける。(* ̄▽ ̄)フフフッ♪」
シモニデス先生は隠しコマンドを使おうとしているようだ。

シモニデス先生「問題は激しい不快感をどうやって導き出すか?じゃな。これだけは、自閉症の方々のような“拘り”、職人気質を持ち合わせていない難しいの。少しでも拘りからズレたら、めっちゃ不快にならないと効果はないしの~。さてどうしたものか?」
シモニデス先生はどうやら不快感を自然な形で生み出す方法を考えているようだ。

シモニデス先生「ここで重要なのは、“拘り”という単語じゃな。なぜこの単語が重要かというと、単にいつでも覚えるときに、激しい痛みなどを付加しても、その痛みなどで覚えたことの情報数が多すぎると検索が困難になるからのー。そこで、拘り、が重要になってくるんじゃ。拘りから外れたことなどに痛みを与えていれば、拘り方にもよるんじゃが、拘りという決まった情報からのズレとして情報を認識できるようになるからのー!ほっほっほっ!」
シモニデス先生はどうやら上機嫌のようだ。

ボブ「(* ̄- ̄)ふ~ん。。。そういうこと!。。。」
シモニデス先生「!!何ジャトー!」
どうやらシモニデス先生の独り言は独り言にならなかったようだ。

デゥエル!!(規則対象外)

今日はもう眠いんじゃああああああああああああああ!!!!
という管理人の叫びを聞きながら、今日もデゥエル!

おおっとスピードカードをボブ氏やっている!
おっっとまだボブ氏10分以内で20枚がやっとのようだ。

さー、リコールだ!
どれだけ覚えたのか?!
おおっと4枚連続で思い出せたようだ。
ここでボブ氏手が止まった!
ボブ氏おもむろにカードを出す!
ボブ「ブルーアイズホワイトドラゴン!」
満を持して召喚したのは、あのブルーアイズだ!
だがしかし、単に間違いのカードが場にあるだけだーーー!

さあ、ここでさらにカードを伏せて行く。
どうやら、覚えているようだ。
順調な滑り出し!
だが、ここでボブ氏また手札からカードを出す
ボブ「レッドアイズブラクドラゴンを召喚!」
おおー。キターーーーーー。
レッドアイズだーーーーーーーーーーーーーーー!
単なる見栄!見栄のみ!

そうこうしている内に場には???
5枚のカードが置かれている!
ボブ「ふっ。。。これら全て実はエグゾディアを降臨させるためのパーツだったのだ!来たれーーー!・・・・・・」

それでは次週も楽しみにしてて、、、ジャンケンポン、、、うひょうひょうひょ!

Note記憶術

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ボブへのインタビュー記事
ボブ「何で、3Dのイメージの方が記憶に残って、2Dのイメージは記憶に残らないのだろう?」
その理由をボブは考え中のようだ。

なぜボブは2Dのイメージに拘るのだろうか?
ボブは こう言っている。
ボブ「場所法って結局、空中は活用できていないでしょ?そこで空中に絵を置けたらサイコーだと思うんだ。2Dのイメージだと透明な板を立たせて、そこに記号なり、2Dのイメージなりを描けばいいと思う。さらに言えば、3Dより2Dのイメージの方が、関係性まで書いた場合、全体を俯瞰しやすいと考えているよ」

しかしボブはこうも言っている
ボブ「仮に2Dでダメだと感じたら、3Dに移行するつもりさ」

ボブ「ボブ的には、ノートに書くようにイメージを描きたいというのと、文字を描きたいとも思っている」
そのためには、今の記憶術は何が課題だと思っているか聞いてみた。
ボブ「今の現行の記憶術だと、鈴なり式などの大規模な方法を使わなければ、関係性を表し得ない。そこで、ノートのように関係性を自由に描ける方法が必要だというわけさ。ちなみに今の方法だと、線を無理やり空中に描いて、関係性を表すことはできる、が、それだとその線が消えることが多いわけ。さらに言えば、俯瞰して全体を観ることが大変難しくなるので、この全体を見渡す方法も工夫しないとダメなわけさ」

という感じで、ボブはノートのような記憶術を開発したいらしいです。

場所のカテゴリー化とストーリー性のバトル(小説版)

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シモニデス先生「ボブよ。新しい場所法を作れる兆しはあるかの?」
ボブ「まあ、ありますね。Twitter上で上がっていた情報に面白いものがありやした」
シモニデス先生「何じゃ?それは?」

ボブ「ある一定の範囲の場所を3×3マスに区切って、それぞれのマスに単語を一語対応付けるらしいです。
実際にどのようなものかは謎なので、何とも言えませんが、たぶんこの方法は使えるんじゃないか?と思っております」

シモニデス先生「( ´_ゝ`)フーン。わしの考えた方法は、またそれと違っての。場所の位置によって、例えば赤とか、青とか決めておき、場所に置いたイメージの輪郭となる情報を与えるという方法を考えておる。
具体的には、右上に置いたリンゴの場合、右上という位置は「赤」のイメージを置くと約束しておくことで、思い出すとき、ここは赤いイメージが置かれるからという理由でリンゴを思い出しやすくするというものじゃ」

ボブ「(* ̄- ̄)ふ~ん。ボブ式はいわば位置にストーリー性を持たせる方法で、シモニーの方法は、カテゴリー化する方法ということですか?まあ結果どういう風に落ち着くかは、これから次第ですか?(まあ、ボブが勝つと思うけどww)」

スピードカード(規則対象外)

今日スピードカードをやってみた。
これで検証したいのは、スピードカードみたいに変換を固定した場合、対文章式記憶術はどれだけ記憶スピードを速められるのか?です。
もし仮にスピードを速められないならば、ちょっと対文章式記憶術を見直す必要性があるからです。
で、変換方法は、
スペードはパーツ番号1、クローバーは2、ダイヤは3、ハートは4です。
それで、A、2、3・・・12(Q)、13(K)はそれぞれ5、6、7、・・・16、17or18です。
注意してほしいのは、13(K)=17or18ということです。

今日やった限りだと、10分で時間を区切ったんですけど、20枚ぐらいおぼえれました。
まあ内容はミスを6個ぐらいしていましたけど。。。
あと、順序を元々対文章式記憶術は覚えれないので、なかなか難しかったです。
順序をちゃんと覚えれるようにできれば、もっと楽になるんでしょう。

理解した表象を“具体化”できないか?(小説版)

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シモニデス先生「この本、完全に理解した!!!!!」
ボブ「うるさい!叫ばなくてもいいよ!」
シモニデス先生「理解したが、、、いつも思うんじゃがー。。。」
ボブ「何?有益なこと?」
シモニデス先生「イメージNote計画で最強に使える方法だと思うんじゃが、、、」
ボブ「じゃが、じゃが、何!?」
シモニデス先生「理解という作用は、心的な表象を伴なっているはずなんじゃ。。。つまり何かしらの情報に還元されている。ということは、直感を用いれば何かしらのイメージに還元できるはずなんじゃ、記憶術的には。。。」
ボブ「あー。。。それ知ってるー。やったことあるー。でも無理臭いことだろう?」

シモニデス先生「そう。なかなか難しい。。
その理由として理解した際の表象って一体「何を」理解したのかわからないということ。
仮に何を理解したかわかる場合は、具体的にイメージできる。
例で言えば、「理解した表象というのは、全体で意味を成すイメージを作り出している」という文章があるとする。
このとき、ただ漫然と文に目を通し、わからない単語がない、という状態では文章にはわからない単語がない、ということを理解した状態であり、文章自体の意味を理解していないので、具体的イメージは作れない。
一方、この文章をかみ砕き、単語一語一語の意味から表象を作るのではなく、単語の連関などから全体の意味を割り出し、全体の意味も使って一つのイメージにしているのだろう、ということを読み取れれば、イメージもできる」

ボブ「その理解が難しいんですけどね」
シモニデス先生「そうじゃな。
記憶術のように、単語一つに対してイメージを立ち上げることは比較的容易じゃが、理解する場合、単語が増えて行けば行くほど、イメージを立ち上げるのが難しくなる。
そこで余分な情報は捨てる。
あるいは途中まで仮のイメージを作り、一つにまとめておく。

今のところの技術レベルはその程度しか実現できていないんじゃ。。。」

ただいまの課題
ノートのようなイメージ作成
少ない情報に大量の情報を詰め込み、その上で想起効率を上げる
関係などの図、メモリーツリーやマインドマップなどを表し、対文章式記憶術に取り込む
顔の量産化体制の仕方を作る
文字のまま記憶
並列的に入力する方法の開発
場所の量産化の仕方の応用
関連付けの発展
場所法の発展

インパクトを最強にする方法(小説版)

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ボブ「今回のTwitter上のあるツイートは、拙者の記憶術デザイン上めっちゃ影響が強く出ると思われます」
シモニデス先生「??どうしたのじゃー?」
ボブ「某有名メモリースポーツアスリートの方に、場所から連想しやすいものを場所に置くのではなく、“違和感”のある場所とモノというのがいい、ということを述べられていたのです」
シモニデス先生「うむ!わしの記憶術に方法論に合致しておるの!」
ボブ「そうなのです!驚きとかのナンセンスが、感情を動かし、インパクトを強くし、記憶力を強化する。これこそシモニーの方法論なのです。。。
 しかし、ボブシモニデスとしてのボブの方法論は、感情論否定主義という立場から、「感情、そんなよくわからないもので記憶が左右されるなんてクソだ!」という感じで記憶術を作ったという経緯があるのですよ。
 そのためビックリ感よりしっくり感ということを旗に掲げ、記憶術を作って来ました。しっくり感の代表例というのは、例えば「ペン」と「蓋」をイメージせよという場合、「蓋が付いたペン」をイメージするというものです。
 するって~と一つのイメージで全てを説明できるという特性があるのです。いわばまとまりの良さという概念の基本的現象です。このしっくり感こそが対文章式記憶術の基本指針だったんです」
シモニデス先生「って!それ前mixiでも指摘されてたじゃろ?」
ボブ「そうなんです(´;ω;`)でもまあ、忘れていたんですよね~。で、最近場所の量産体制化されて、場所使うようになったじゃん?それでインパクト強くしないとイメージの定着がしにくいことに気づいて。。。で、ツイッターでそれも思い出したわけです~。。」

シモニデス先生「で、わしに泣きついてきたと?しょうがないな~のび太君。
それではこのシモニデス先生のビックリ奥義を伝授しよう!
①エログロナンセンス
最も基本中の基本エロとグロとナンセンス。
なぜか記憶術師でもエロとナンセンスを使う人はいるが、グロを使う人はいないという謎。
②全てのイメージしたモノに顔を付ける
顔が識別できる限りにおいて、顔だけ復習すればその全体も思い出せることが多いという謎奥義。
と、この2大奥義を教える」
ボブ「よくやった!褒めて遣わす!」

後日談
ビックリ感よりしっくり感はインパクトを強くする戦法も併用すれば、しっくり感のイメージにビックリ感を導入することでより強固なイメージになるのでは説が浮上中。
例えば、ペンと蓋を覚えるときに、蓋が付いたペンだと蓋を忘れそうですが、ここでグロを導入して、蓋型の心臓で脈打っている様子を思い浮かべ、その蓋がペンについているとイメージすれば、かなり覚えているのかな??
という感じです。

ただいまの課題
ノートのようなイメージ作成
少ない情報に大量の情報を詰め込み、その上で想起効率を上げる
関係などの図、メモリーツリーやマインドマップなどを表し、対文章式記憶術に取り込む
顔の量産化体制の仕方を作る
文字のまま記憶
並列的に入力する方法の開発
場所の量産化の仕方の応用
関連付けの発展
場所法の発展

記憶術Noteという新たなる試み(小説版)

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ボブ「あのさー。昨日勉強中の資格試験の過去問やったらさー。。。短文を正確に覚えているのに、全然過去問できなかったんだよねー。。。そんでさー、結局ノートに書くような感じで、整理した情報が必要という結論になったわけー」
シモニデス先生「ふーん。で、わしにどうしろと?」
ボブ「オーダー!ノートのような記憶術!!」
シモニデス先生「わしに作れと?」
ボブ「その通り!しかも急ピッチで!!もうそろそろ試験なんよ!」
シモニデス先生「確かに、ノートのように記憶できて、整理できたら、最高かもねー!」
ボブ「そうしょっ!?天才なあなたしかできない!」
シモニデス先生「そうわしは天才じゃ!できる!できる!できる!」

翌日
ボブ「で、どうなった?」
シモニデス先生「うん。色々大変そうだが、以下のことがわかった。。。
文字をそのまま覚えるのはかなり難しいかも。。。」
ボブ「それだけ??」
シモニデス先生「うん!だって一日じゃの~??」
ボブ「ちっ!(無能が!!)」
シモニデス先生「まあ、文章は線条性という性質があるから、それで絵を描くという構想があるにはある。
文字自体も、例えば「炎」を文字の形の火にすると消えにくくなるしの~。
さらに言えば3D化すると消えにくくなるしの~。
しかしこれではダメじゃろうなー。。。
ボブ「何がダメなん?」
シモニデス先生「だって、ボブの話を聞いたら、たぶんもっと高速的にインプットできなければ意味をなさんじゃろー?」
ボブ「まあ、確かに。。。」

場所の量産体制を確立する方法(小説版)

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シモニデス先生「場所を量産できたらいいよね」
ボブ「無理だと思います!」

ここシモニデスの研究室では、今日も記憶術の研究を推し進めていた。

シモニデス先生「一つ聞くけど、何で無理だと思うの?」
ボブ「一々場所を求めて、グーグルアースなり、旅行なり、散歩なりをして写真に撮ったりする必要があるから!
そんなの記憶術を使う者であれば、誰でも知っていると思うのだが。。。」
シモニデス先生「想像して場所を作ってしまえばいい!」
ボブ「言わせてもらう!記憶の宮殿だって、なかなか部屋のイメージを被らないようにするのは難しい。だからこそ、みんな外に出かけるんじゃないの?」
シモニデス先生「それが被らない方法があったら、知りたい?」
ボブ「そんな方法あるの?」
シモニデス先生「最近作り出しましたが、何か?」
ボブ「しょうがない教えさせてあげよう」
シモニデス先生「しょうがない教えてあげよう」

シモニデス先生「記憶の宮殿で最も気を使うところは、部屋なり、場所なりの内装などをどうするか?だと思います。
普通に記憶の宮殿を作っていると、発想が貧困になっていって、同じような部屋の内装などになってしまうことが多々あると思います。
そこで、半分現実にある場所で、半分仮想的な場所にしようというのが、第一のアイデアでした。
さらにその方法を発展させた方法が、“曖昧な記憶を使う方法”です。
よく考えてください。
今までの人生で行った場所は数多にあると思います。
でも、みんな場所として使わないのは、
①あまりはっきりと覚えていないから
②場所として空間が繋がっていることが少なく、ほとんど全てうろ覚えの場所だと断片的にしか思い出せないから
この“曖昧さ”と“断片的”というのがネックになっていると思います。

でもね。
よく考えてほしい。
この曖昧で断片的な場所の記憶は、記憶の宮殿にはあまり関係がないということが考えるとわかると思います。
つまり、曖昧であれば、そこを“想像”で補うということです。
断片的であれば、勝手に道や通路を整備して、繋げてしまえばいいのです。

例えばボブの場合、昔1~2歳頃に住んでいたマンションがあります。
ボブの場合、このマンションに住んでいた部屋を思い出せます。
しかしぼやけていて、完璧に再現することができません。
そこで、勝手に畳やフローリングにしてしまいます。
特に覚えていない所は、トイレの場所です。
トイレの場所だけは思い出せないので、勝手に部屋と扉を作ってトイレを設置しました。
さらにここから住んでいた部屋を抜け出して行きます。
ボブは外にエレベーターがあった記憶はあるのですが、エレベーターまでどのようになっていた、どんな通路だったか思い出せません。
そこで、他のマンションの通路を召喚します。
そしてエレベーターまでの通路を作ります。
そしてエレベーターに乗りますが、エレベーターの内装を思い出せないので、ボブがよく行くカラオケ屋のエレベーターにします。
そしてエレベーターから降りるとカラオケ屋があります。

というように、むしろわざとぼやけたイメージを使い、そのぼやけている、覚えていない部分を想像で勝手に作り出します。
そして繋がっていない部分は勝手に他の場所を繋げてしまいます。
ようするに少しでも思い出せる場所を想像で拡張、連結させていくのです」

シモニデス先生「どう?面白いでしょ??」
ボブ「あいわかった」