対文章式記憶術ちゃんのトランプ記憶の実験経過

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対文章式記憶術ちゃん(以下対文ちゃん)「今日はお腹いっぱい!もう記憶できない!」
ボブ「そんなこと言わず、、そんな間を空けたらトランプ記憶の成績下がるから。。。」
対文ちゃん「同じもん何個も食えるか!ボケ!」
ボブ「同じものじゃなければいいの?」
対文ちゃん「貴様の作ってくるイメージは新鮮じゃないんじゃい!」
ボブ「じゃあ、じゃあ、これはどう!」
対文ちゃん「全部新鮮じゃないじゃん!一部だけ新鮮にしても食えるか!ホントッセンスねーなー!」
ボブ「そんなじゃあ、全部新鮮だよ!これならどうよ!」
対文ちゃん「食べて進ぜる(ガツガツ」

今日はこのような状態でした。
対文章式記憶術ちゃんが途中へそを曲げてしまって、全然記憶できなくなってました。
たったの16枚ぐらいなのに10枚ミスってしまいました。
このような現象は文章を覚えていく際にもよく起きる現象なので気を付けてください。

なぜこのような状態になるのか?
これにはボブなりの仮説があり、たぶんイメージの作りが「いつもと同じ」であることに起因すると思われます。
これをボブはメモリーアスリートがいう場所に現れる「ゴースト」に対して、イメージの形の「残像」と呼んでいます。
この残像現象自体はたぶん普通の記憶術でもあるのでしょうが、普通の記憶術の場合イメージ自体の新奇性がなくなっても新しい「場所を使うこと」でこれに対処していると思われます。
ということは一番簡単なのは対文章式記憶術ちゃんを使っても、新しい場所を使うことでこの問題は解決されるでしょう。
ただボブは対文章式記憶術のコンセプトに脱場所法を掲げているので、あまりこのような方法を使いたくありません。

そこで対文章式記憶術では、パーツのイメージの“解釈を定期的に変更する”ことを推奨しています。
具体的な例では
〇〇〇
というパーツがあった場合、ボブはいつもはこれを「横棒」というイメージの解釈をしてますが、その解釈をいったん辞めて、「横に伸びる水溜まり」と解釈します。
これが“解釈の変更”です。
この解釈の変更は個人の自由で変更してもらって構いません。
直感的にこのパーツの形はこれに似ている!というようにテキトウでいいのです。
ただしあまりにもパーツの形とかけ離れていると、何のパーツだったか忘れる可能性があります。
それでもそのかけ離れた形でいいという人は、ボブは止めません。
結局思い出せればなんでもいいのです!

さらに“定期的”に解釈を変更する理由としては、常に違う解釈をし直さないといけないということではないからです。
大体残像が出てくると、何か知らんけど全然覚えれなくなるということが自覚されます。
この自覚はサンプル数1のボブには、結構顕著なのですぐに気づくだろうと思っています。
気づいたらそのとき、解釈を変更すればいいのではないか?と今のところ思っているので、定期的と書かせていただきました。
(ボブの場合、本当に全然覚えれる量とかが違ってくるので、自覚しやすいです。みんなそうかはわかりませんが汗)

ここで注意したいのが、一部のパーツのイメージだけ新奇にすればいいのではなく、全部を変える必要がある、ということです。
どうもトランプ記憶の場合、一部のパーツだけ新奇にしても全然覚えれる量が変わりません。
なので、トランプ記憶と同じなのかはわかりませんが、文章を覚える際は全部変更した方がいいでしょう。

あとは皆さんが心配しているであろうスピードが落ちるのではないか?という懸念ですが、たぶん解釈の変更をしなければもっとスピードは速いでしょう。
でも解釈の変更を慣れれば、「一発で」覚えれるようになるので総合的にはむしろ解釈の変更をした方が今のところタイムは縮んでいます。

さて最後に最大の注意として、どうせならば場所法と併用しようぜ!ということを言っておきます。
トランプ記憶で実践しまくっていると、一括で想起できる量は少ないことに気づきます。
たぶん一括でイメージできるトランプの枚数は3~5枚程度です。
これは厳密に一つのイメージにしたときにイメージが一つだと思える量と同じです。
6枚以上の枚数になるとその厳密に一つのイメージだと思えるイメージに付属物がやいのやいのとくっつきます。
そうすると、その付属物はなかなか一括では想起できません。
逐次的に想起していくことはできます。
が、一括では想起できなくなります。
場所法で場所をたどるのは、速さが命です。
ですので、一括で想起できないイメージは場所をたどるのが速すぎると繰り返すことができません。
なので一括で想起できる量だけを置いて、あとは次の場所を頼るようにするのがベストでしょう。

これが今のトランプ記憶の実験をしてて思ったことです。以上!