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記憶感情学では感情をどう働かせると記憶に寄与するのか?ということを考える創作学問です。
ボブは感情の大きさより、その感情をどう精密に描くか?
つまり感情がどのような要素によって成り立っているのか?という方が重要だと思っています。
なぜなら例えば大きな「怒り」の感情があったとしましょう。
それだけだとその大きさより少し小さい「怒り」の感情があるとします。
それとどう区別するの?ということです。
感情のボリュームを上下させた場合、その差が少しだけだとかなり「感覚的」な問題になります。
そこでボブは、ボリュームではなくて、バリエーションで考えることにしました。
感情を“色”で表した場合、ボリュームも色の大きさで表せますが、それより色の配色によって感情の要素を表せます。
しかも具体的な何かにすることによって要素を固定化することができます。
そのためボリュームよりバリエーションなのです。