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先日インタビューしましたが、あれには重大な欠点があると聞きました。
どのような重大な欠点なのでしょうか?
シモニデス先生「それは抽象的なアバウトな括りで整理したとしても、例えば点という情報である情報を整理したとする。すると、その括りを使い回す場合は、例えば点でリンゴにある点、バナナにある点、ミカンにある点、、、、という感じで整理していく。それではいざ点から何かを思い出すとき、果たして点という一つの情報から三つの果物を思い出すことができるのか?というところが非常に批判される部分じゃろう」
それではそれをどのように解消するのでしょうか?
シモニデス先生「それはある程度概念の異なるもの同士の2つの要素を組み合わせて、一つのイメージを整理することじゃな。例えば「色」と「形」じゃな」
他にも色々考えられるがの」
しかし、色だと当てはまらないイメージの方が多い気がしますが、そこはどのようにするおつもりですか?
シモニデス先生「そこまで言ってしまうと、自分で考えなくなるのではないかの?まあ、わしの場合は色だけでなく、色がダメだったときは他の要素でシフトできるようにすることにしておるし、そもそも、整理する概念が多岐に渡っており、そのいくつかが当てはまればよいと決めておけばよいとわしは考えておるでの」
いくつか当てはまればよいというのは具体的にどのようなことなのでしょうか?
シモニデス先生「簡単じゃ。例えばリンゴを整理するときの要素が「色」「形」「頭文字」「種類」「できる動作」だとするじゃろ?それが色は赤で、形は点で、頭文字がkで、種類が動物、できる動作が殴るだとするじゃろ?色や形やできる動作などは何とかなったが、あとの頭文字や種類は当てはまらんかった。当てはまらんかったのは無視してしまい、当てはまったものだけで整理すればよいのじゃとわしは考えておる」
なるほどー。そのようにすれば、全く当てはまらないイメージは少なくできますね。でも、もしイメージがあてはまらない場合はどうされるんですか?
シモニデス先生「それは自閉症の方に習え、じゃな。この方法でも全く当てはまらないイメージは感情を激しく動かすことで何とかしようと考えておる。また他にもイメージの方に工夫をしておる」
イメージの方の工夫とは何でしょうか?
シモニデス先生「さすがに聞きすぎじゃとわしは思うがの?しかしここはあえて言おう!わしは対文章式記憶術で作られるイメージの傾向を集計したのじゃ!わしの場合、200以上のイメージを集計したのじゃ。情報数としては950以上の情報を対文章式記憶術で組み合わせていったことになるの。そしてわしはどうやら、一番多くイメージする傾向にあるのは「台」のイメージじゃ。そして次に多いのは「皿」のイメージだとわかったんじゃ。このようによくイメージしているイメージを3個毎に一組にしておくのじゃ。例えば「台」と「皿」と「ローソク」を一つの組Aとしておく。そして仮に台のイメージをしたときに、整理の要素に当てはまり難いとなったときに、「皿」や「ローソク」を台のイメージの代わりにイメージして、それで整理し、要素に当てはまるように調整するのじゃ」
ほー。そうすることで、全くイメージが当てはまらないという状態を少なくするのですね?
シモニデス先生「うむ。じゃが、これが上手くいくかは、検証してみないとわからん。まあ、上手くいけば、場所法にもこの技術の恩恵がいくかも知れんの」