プロセスの省略は可能か?

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前のブログで上がった理由付けというテクニックは、対文章式記憶術のプロセスを恐ろしく煩雑にすることになる。
プロセスが煩雑になると、そもそも記銘スピードが落ちることになる。

以下が対文章式記憶術の簡単なプロセスだ。
↔は何回かその間を行き来するという意味。
ターゲット↔パーツ化→組み合わせる→見立てる→イメージを場所に置く

これが対文章式記憶術のオーソドックスなプロセスだ。

だが、理由付けを取り入れると
ターゲット↔パーツ化↔理由付け→組み合わせる→理由付け→見立てる→イメージを場所に置く

と普通の記憶術が
ターゲット→イメージ→場所に置く

とした場合のなんと3倍以上の長さになることになる。
行き来する分完璧に3倍になるとは言い難いが、たぶんに遅い記憶術になる。

これを何とかできないか?というのが今回のテーマだ。

統合と展開の結びつき(つぶやき)

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対文章式記憶術にはパーツを組単位でバラバラに展開して、そのパーツの組に理解したイメージの特徴を反映させるという過程を入れようという試みをたいぶ前からやっている。
つまり理解したイメージを対文章式記憶術に取り入れようという考えだ。

しかしそうすると展開したイメージと統合したイメージの両者が出来てしまう。
そうすると完璧に手順が煩雑化する。
その上、その展開したイメージと統合したイメージの両者の結びつきに関しても不安定になってしまう。

さらに抽象的な文章に対しては、その文章の構造しか描けないので、必ずしも一見して理解することができない。

色々な問題があるのだが、上手く行く方法を模索中。

問題をまとめると
①二重記述問題
②手続きの煩雑化問題
③統合と展開の結びつき問題
④抽象文に対する理解的特徴とは何か?の問題

セルフレクチャー・セルフティーチング

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セルフレクチャー(またはセルフティーチングだが、以下ではセルフレクチャーで統一して表記する)を最近研究している。

セルフレクチャーをするにあたって、はじめはセルフレクチャーの弱点である“遅い”という問題を何とかしようと画策した。
このセルフレクチャーが遅いという問題は、イメージの中で口頭で教示するためであり、さらに直列的に情報を並べているからであると結論した。

しかし実際に改良しようとしてみた結果、並列に情報を並べることがまず難しかった。
また口頭以外の手話やイメージを映した壁などを駆使しようとした。
が、それもまた並列的には人間は想起したり、コントロールしたりするのが難しいことがわかった。
ただ手話の方は手話を学習するのが大変なので、パントマイムでイメージを触るような動作をしてみた。

教示する情報量を増加させようと思ったのにそれが難しいことがわかった。
特に並列化は難しい。
そのため、並列化は捨てて、直列に情報を並べるが、その補助を手話やパントマイムなどの別の表し方でさせようと考えた。

それにしても使ってみた感想としては、“遅い”からこそ記憶に残る感じがする。
全てをスピード重視でさばくと上手くいかないかもしれない。
それを判断するにしても、「なぜセルフレクチャーが有効なのか?」ということを知る必要がある。