対文章式記憶術の試行錯誤Ⅴ

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対文章式記憶術を使う上で、ここでは避けて通りれないデメリットを挙げます。
①インパクトが弱い
完璧にインパクトが弱いイメージばかりか?というとそうでもないのですが、ともかくインパクトがあるイメージを作るのは難しい。
一般的記憶術では、イメージとイメージの組み合わせが奇抜であることで、インパクトを補っている感があるが、対文章式記憶術は個々のイメージの奇抜さを、自分で作り出さないといけない感がある。
②パッと見で理解できない
一般的記憶術だとパッと見て、何をイメージ化したかを思い出せることが多いのだが、対文章式記憶術だとそれがなかなかに難しい。
それが意味の翻訳をした場合、多くの場合想起の失敗として表に出る。
③想起誘導型忘却が起きる
想起誘導型忘却とは、似たような事柄を思い出すのを抑制することで、特定の情報を想起しやすくするという心理学の用語です。
これは対文章式記憶術では同じようなパーツを使っているため起きていると思われる現象です。
例えば動物を構成しているパーツが、今度は魚を構成しているため、動物を思い出し、パーツに分解した場合、魚の方のパーツが抑制されて思い出しづらくなります。
④マジカルナンバーを超える認識量で、ワーキングメモリーに展開してしまう。
普通、パーツであろうと3~4個のパーツまでしか認識できないのに、ボブは最近まで、頭の中で8個も9個もパーツを展開して、組み合わせようとしていました。
それが問題で、次々にパーツが入力される度に消えていきました。

これら上述を攻略する新しい?というか、少しだけ捻った方法を提案します。

①のインパクトが弱い問題は、自分が芸術化だと思って、変な形のイメージも作るようにしたらいいのではないか、と思っています。
③の問題はパーツを固定されたイメージと捉えるのではなく、粘土のようなイメージだと認識するのが大事だと思われます。
常に違った形を意識してイメージするといいと思われます。
②と④の問題は、2単語ごとにその単語に対応している2つのパーツを作り出し、2つのパーツで1つのパーツを作り、それを2単語の意味内容に合うようなイメージに見立てます。
そしてそれと同様に作られたイメージのパーツで、さらに大きなイメージを作ります。

凹凸記憶術戦記

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対文章式記憶術のパーツに凹凸を付けることで、はめ込むことでイメージを組み立てようという試みを今日本格的にしてみました。
今までボブは、この方法はともかく凹凸パーツを作るのが難しいのと、きっとロボットのような機械的なイメージにしかならないと思っていて、あまりしていませんでした。

しかし今日初めて本格的に凹凸パーツを生成し、それを使って組み上げてみようと思いました。
やってみた結果は、まず凹凸パーツを作るのはそんなに大変ではないことがわかりました。
そもそも普通の対文章式記憶術のパーツをちゃんとイメージできる人なら、それを基礎にして凹凸を作るのはあまり難しいことではないようです。

そしてやってみた結果は、あまりパーツを組み上げて作った一つのイメージでも思い出しにくさが変わらないということです。
やっぱり組み上げるという方法自体が、人間の認識の限界であるマジカルナンバーを超す結果となり、思い出しにくさを作っているのではないでしょうか。

それから何よりのデメリットが、見たこともない一つのイメージの塊ができることです。
何に見立てたらいいのか?というのが、結構出てきます。

だたじメリットもありました。
それは順序を結構覚えているということです。
後はコツとして核となる中心のイメージに凹凸の凹の部分をいっぱい作って、それを思い出せれば、他の部分も思い出せるという状態にしておくといい感じでした。

でも見立ての問題は結構致命的なので、普通のパーツを凹凸を作ったパーツを適材適所していく必要性を感じました。

高速連想復習

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あるとき、ボブは「復習ってメンドーだなー」と思っていて、復習している時間をどうにかして、先に進む時間に割きたいと思っていました。
なので、復習するに辺り、できるだけ高速で終わらしたいといつからか願うようになりました。

そしてあるとき思いました。
やった範囲を全て復習するのは無理だ。
だから覚えている限りだけ復習して、それで骨格を作って、その上でセルフレクチャーテストで細かい肉付けをしていこうと思いました。

そこから目を付けたのは“連想”でした。
どうも「理解」というのは、新しい情報を連想の中に取り込む作業のようにボブには思えました。
そこで覚えた範囲の中だけで連想できないか?ということを考え始めました。
で、覚えた範囲だけでイメージを使って連想することができないかを試してみました。

すると以下の効果がありました。

①思い出せない部分は飛ばすので、突っかかることがなく速く復習できた
②順序を考えないでランダムに連想し続けるため、精神的に楽

しかし以下のデメリットもありました。

①想起しやすさというのがあまり伸びなかった。
(想起しやすさとは、定着し切って、思い出す労力が減る感覚のこと)
②細かいことは忘れていく

という感じでした。
本で読んだ限りは、楽に思い出せる状態で想起練習をしても、あまり効果がないとのことでした。
この方法だと楽な所だけ思い出しているため、あまり意味をなさないのかもしれません。

ボブは連想復習に精緻化を取り入れて、想起練習の効果を高められないか模索してみるつもりです。

ジャーニー法を超えられるか?

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ジャーニー法の素晴らしい所は、
①様々な情報を自然な形で付加できる
②様々な形の場所があり、多様性がある
③場所情報として常に一定である。だから高速化できるようになる
④場所であるから連続性が備わっている
⑤家のように外観に対しての内部構造というような形になっていて、いわば圧縮機能がある

と、このように色々良いところがありすぎて、どうしよう(汗。

ジャーニー法の面倒な所は、
①記憶しなければいけない
②定着し切るまで訓練が必要

と、かなり少ないのも特徴と言えば特徴。

ボブが目指すジャーニー法を超えた方法
①記憶を必要としない
②ジャーニー法のメリットを全て備える
③圧縮をさらに別の形で実現。つまりジャーニー法に備わっている圧縮と新しい圧縮機能の二重圧縮を備えさせる。
④訓練しなければいけないが、より速くできるようにする。

という感じの方法を目指したい。