大容量な場所

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ボブは研究していて、場所というのは「単純構造を頭の中に再現した後で装飾している」のではないか。
そして特徴的な部分が大量だから思い出しやすさに繋がっているのではないか、と考えました。

これは逆に言えば、複雑な構造をした場所で、かつ特徴的な部分が全くない場所をイメージすれば、思い出しにくいと考えました。

それでは、これはどうなったでしょうか?
実際にやると場所の複雑さが結局特徴になってしまい、完全に特徴的な部分が全くない場所というのは作れませんでした。
つまり場所の複雑さと特徴の多さというのはトレードオフの関係で、どっちかを立てると、片方が立たなくなりました。

さて、この研究からボブはあることを思いつきました。
それは一つの場所に大量の情報を詰め込むことができるのではないか、ということです。
つまり場所を変形させて、特徴を量産することで、置ける箇所を多くできるのではないか、と思ったわけです。

これが出来そうと考えるわけは、前ブログで紹介したラフスケッチのような場所を作る技術です。
これには明確な壁もないので、壁を切り抜いたり、へこませたりがし放題です。
これを使うことで上手く行くのではないでしょうか。