セルフレクチャーとポンコツロボット生徒②

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今日研究してて思ったことがあり、このブログを書こうと昨日から決めていたにも関わらずいったん破棄しようと思ったほどの事態が起きました。
それは、セルフレクチャーってそもそもレクチャーする意味あんの?という根本的なことを思ってしまいました。
セルフレクチャーって別に無意識にレクチャーすることで行っている処理の仕方を、意識的にやってしまえばレクチャーする意味がないのではないか?と思った次第です。

ですが、色々考えましたが、どうやらレクチャーするという構図を今のところ壊しきれないので、しばらくはこのままで行こうと思いました。

では本題です。

前回のブログの続きで生徒をポンコツロボットにするという計画を発表しました。
そうすることで、生徒から予期せぬリアクションを得ようと考えました。
ここでボブは、生徒にどのように理解しているかを表すような指標となる情報を視覚的に表現するため、「理解進捗イメージノート」なるもので、生徒の理解の仕方を視覚的につかんでいこうと考えました。
ここでボブがやりたいのは、理解の違いから必然的にするリアクションの違いの再現をしたいと考えています。

その生徒の理解の仕方の違いを具体的にどのように作っていくか?というと、まず理解の仕方の概要を以下のように決めました。

①バイアス
②パターン化
③整理
④類推
⑤連想
⑥疑問
⑦仮説

①のバイアスは、主にインプットの際に現れる情報の無視のクセや情報の歪みのことです。
例えば「公務員は国家公務員であればその給料は法律によって定められている」だったら、「情報量を落として覚える」というバイアスであれば、「公務員の給料は法律」といった理解の仕方をするかもしれません。

②のパターン化は例えば「あいうえお」を常に探すというパターン化を得意としているという設定の生徒であれば、「こうむいんは(あ)こっかこうむ(い)んであればそのきゅ(う)りょうはほうりつによって(え)・・・」というような感じでパターン化して覚えるとかを考えています。

③の整理は例えば、この生徒はメモリーツリーを使うというような設定をして、ノートにはメモリーツリーを使って書いていって整理しているというシーンを描く予定です。

④の類推は、この生徒は歴史が好きだから、全ての情報を歴史的何かにあてはめて考えるというような感じにしようと思っています。

⑤の連想は例えば全てを悲観的なことに結びつけたがると言った連想の偏りを生もうと考えています。

⑥と⑦の疑問と仮説は今のところいい案がないです。

このように自分の一部を抜き出してきて、その劣化版を生徒に反映させることでロボットのように生徒にリアクションを取らせようと考えたのが、ポンコツロボット生徒計画です。

音と場面の記憶の謎

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幼児の頃の強力な記憶術の不思議。
まず謎なのが、表題にあるように音と場面を一緒に記憶する能力。
普通成人した人間は、音と場面なんて同時に覚えれるものではない気がする。
とりあえず、自分は音と場面を一緒になんて記憶できない。

でも幼児はこれをなんなくこなす。
そう想定しなければ、つじつまが合わない。
幼児は果たしてどのようにしているのか?

無限に広がる場面より、ある一定の規則がある言葉を手がかりに、外界を探索した方が無限の世界を有限の世界として観れるような気がする。
場面に存在する全ての情報の中の一つと、音の中に見え隠れする一つの音のまとまり、それを一致させる。
こんなことが、可能なのだろうか?

幼児はどのような記憶術を使って、そんなことを可能にしているのか?
恐ろしいのは、その検索性だろう。

現段階ではその手段はわかっていない。
一つ言えるのは、幼児にも言語を習得するのに向いたバイアスが複数存在していて、そのために無から有を生む言語習得が可能なのだろうと考える。