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ライブラリー法を使っていると一つの物語のタイトルだけでは収まりきらないイメージの状況が存在する。
それを無理やり複数のタイトルに収めることは、むしろ情報の増加を伴うだけになる。
さらにそもそも物語をパーツに対応させていることから、パーツに対応していないパーツ登録外の物語でしか説明できないイメージの状況というのも存在する。
この場合、どうしたらいいのだろうか?というのが、今回のお話。
タイトルと複数使って、状況を説明し切ることは可能だと思われる。
しかしそれだとあまり意味がなく、対文章式記憶術の名付けとほぼ同値のことをやっていることになる
例「坊さんが一生懸命お茶をたてていて、ドラえもん初号機とデッカイ仮面を付けている古代人が今にも戦いそうになっている」というイメージがあったとする。
これはボブが対文章式記憶術を使って組み立てた行政法のテキストの2P分のイメージだ。
つまり実際に使っている際に出たイメージということ。
これをボブは「シャーマンキング」というマンガに出てくる葉王というキャラの式神に見立て、さらに葉王が平家物語を三味線で弾いている。
しかもお茶をたてるヤツを使って三味線を弾いている様子で表した。
この場合は上手くいった例だが、次のは反対に上手く行かなかった例だ。
それは「仮面をかぶったろくろ首の特任代理人が、これまたろくろ首の鷹を肩に乗せている」というイメージをした。
この場合、パッと出るタイトルが「プランダラ」というアニメだったのだが、ろくろ首を表現していないし、鷹も表現していないため、これらに加えて某ゲームに出てくる主人公がエジプト出身であることから、四角錐状のものをイメージした。
その上でろくろ首はその四角錐を長くすることで何とかした。
そしてプランダラのプランだけとってきてパーツ化し、長い四角錐の足として配置。
すると、それが唐傘小僧に似ていたので、それに見立てた。
というようにエジプトを四角錐と名付けてみた。
基本的に名付けるというテクニックによって解釈するといいとボブは考えている。
こう考えることで、対文章式記憶術の手順である
文章→パーツ化→組み合わせる→見立てる→名付ける→パーツ化・・・
という過程の部分で、ライブラリー法の
・・・見立てる→状況を物語のライブラリーから検索→タイトル決定→物語上の位置決定→パーツ化・・・
という対文章式記憶術の見立てる以降のライブラリー法を使えば、いらなくなる名付けるというテクニックをいつ使えばいいのか?がわかるだろう。
つまり一つのタイトルでは説明し切れない複合した状況やパーツに対応させていないタイトルを使わなければいけないときなどは、名付けのテクニックに頼るということだ。