長編物語法攻略法③

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対文章式記憶術において描いてない情報は何か?
それは理解した場合のイメージとイメージの位置やイメージとイメージの関係だとボブは思いました。
特にイメージとイメージの関係性の情報は皆無です。
なぜなら対文章式記憶術は、「まとまりの良さ」こそが最強だと思い、それが機能するように工夫されてきたからです。

それでは、そのようなイメージとイメージの関係性をどのように実現したらいいでしょうか?
これはなかなか歯ごたえのある問題だと思います。
普通の関連付けでさえ、対文章式記憶術のパーツというイメージの間では存在し得ないからです。

順序関係も切り捨てられていますし、イメージとイメージの関連性も切り捨てられている。
正確にはイメージとイメージの関係を「組み合わせる」という関係性一択にしていると言えます。
また「見立てる」ことや「見出す」ことは、「=化」という関連付け方の拡張でしかありません。
=化とは、語呂合わせなどで作った語を、イコール、これは何か?という操作をすることでイメージに仕立てることで、普通の記憶術でも行われていることです。

ボブはその中でも情報同士の“作用関係”に着目することにしました。
つまり「料理をしている人がいる」というイメージであれば、「料理する」という行為に着目するということです。
さらに「いる」ということも作用なので、着目します。
帰納法などであれば、その帰納法の作用の仕方に着目しようと思います。

問題はどのようにそれを記述するか?
つまりどのようにそれを視覚的情報として表すか?ということが問題です。
作用特有の何かがないと難しい気がします。
またパーツで表すのは芸がない気がするのです。

対文章式記憶術の愚痴

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ボブが最近思う対文章式記憶術の愚痴。

一番大きのは一斉想起のこと。
対文章式記憶術でイメージを構築した場合、そのイメージが自分の既知のイメージの典型より離れていればいるほど、想起の際の負担が増す。
最近色々いじってみて思うのが、典型に近いイメージでイメージできる可能性は現行の方法では少ない。
そのためほぼ一斉想起ができる可能性も低い。

反対に一斉忘却がもうネックでしょうがない。
一斉想起を必ずしもできないのに、一斉に忘却することは多々ある。
色々手を加え続けている問題でもあるが、パーツ自体に個性がないことなどが問題ではあった。
一部改変を加えたものの、やはり一斉に忘却されるのはなかなか止まらない。

順番も覚えられないのが、結構大変さを増している問題でもある。

なかなか上手くいかない。