経験的物語法(ノートより

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昔のアイデアノート一冊目に経験的物語法について書かれていた。
ちなみにこれは対文章式記憶術歴前のアイデアです。

経験的物語法は対文章式記憶術のテクニックが大体できる前に作ろうとしてた方法です。
この方法は頭文字法の原理を使うことでよりよくなるとボブは思っていました。
頭文字の本質的な部分は、“連続する”情報の“頭”を記憶することによって、記憶しやすく、思い出しやすい状況にするテクニックです。
これを経験的物語法でもやろうとしていました。

この経験的物語法は一つ欠点があって、文章全てが、それこそそのまんまの経験で説明できないということです。
それに対応するため、嘘経験という技とわざとミスするという技で何とかしようとしていました。

例えば「当事者は債務不履行について損害賠償の額を予定することができる」という文章を覚えたいとします。
「リンゴは猿を利口にすることについて責任者の予定です」みたいにガンガン間違いつつ、聖書を読んでいる自分という嘘のイメージを作り出します。

連想対称性と嘘経験とキーアイテム

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これは対文章式記憶術とは全く違う記憶術です。
言うなれば、直感的記憶術です。
ルールで縛りまくる記憶術である対文章式記憶術とは違います。

はじめは抽象的言い方をします。
Xをキーとする覚えたい事柄Aがあるとする。
このときXとAが登場するような経験(嘘でもよい)を任意の場所Pで直感的に作り出す。
これを覚えたい事柄B、C、Dでも同様にする。
このとき場所Pも固定しておき、P内の違う位置で上記の経験を作り出す。
またこのとき、P内の位置は覚えたい事柄を連想しやすいような場所にしておくこと。
すると、思い出す際、Pのそれぞれの経験の位置とキーXを思い出すことによって混乱なく思い出せるようになる。

これを具体的に言うと、X=イモ、A=臭い、B=植物、C=鉄、D=海でP=自宅とする。
そうすると、以下全てボブが子供のときの嘘経験です。
まず寝室で「親がイモ食って、布団の中でこいたため、くさい」
庭で「イモを埋めて、葉っぱが出てきて植物的だ」
庭の縁側で「イモで鉄のはんだ付けにチャレンジ」
台所で「親がイモを食べながら、塩水(海)を作っている」
という感じだ。

あとで思い出すとき、イモを持っている子供のときのボブが、寝室、庭、縁側、台所をみればいいだけです。
ちょっとみそなのが、子供のときの自分が全ての場面に登場するということです。