場所法は抗力のみでは成り立たない

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空中を場所法で使う場合に、見えない空中に力がかかった場合、反作用を起こし、手ごたえがないと空中にモノのイメージが置けない、ということを言ったと思う。
つまり空中にモノのイメージを設置した場合に、がっしりとした設置した感覚がないと、記憶が不安定になりました。

だけれども、もし抗力のみで場所法が場所法たるんだったら、そもそもモノのイメージを場所として利用し、モノにモノを置くという状況がいとも簡単に生まれると思います。
でも、それはそんなことはできません。

なぜならモノの空間的性質は場所よりも小さいからです。
しかしながら、この小さいとか大きいとかがそもそも対比であって曖昧なものです。
そのためここにつけいる隙があるとボブは考えました。

例えばこんな状況はどうでしょうか?
「実家の隣に巨大なドーナッツを置いた」場合です。
この場合は巨大なっと言っているので、ドーナッツも場所として使える可能性があります。
では、こんな文だったらどうでしょうか?
「ミニチュア化した実家の隣にドーナッツを置いた」場合です。
この場合、ドーナッツを場所として使えそうでしょうか?
この場合は難しそうですね。

ただし、注目してほしいのはイメージとしてはほぼ一緒のものをイメージされたのではないでしょうか?
つまりボブが言いたいのは、これには無意識的な条件が存在しているということです。

ボブが考えた無意識の条件とは、
①比較するための大きさがある
②自身の体との対比を無意識にしている
③視点(見上げる、または見下げる)

というものがあると思いました。
これが示唆しているのは、状況によってイメージの性質が変わることがあるのではないか、ということです。

場所法の場所の形を変えて大丈夫説

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普通イメージの形を変えてしまい、何だかわからない形にしてしまうと想起が困難になることが多い気がします。
例えば、イスを馬とも何とも言えないイメージに形状を変化させた場合です。

これに対してイスであっても、馬に似ているイメージにした場合はその限りではありません。
なぜなら典型的な形、この場合馬に近ければ近いほど想起できる可能性は増します。

このように普通のモノのイメージは、典型的なイメージから外れれば外れるほど想起が難しくなります。

ただし、場所の場合はちょっと様子が違うようです。
なぜか場所の形を変えても、元になった場所の形は思い出せてるようなのです。
そのため、場所を変形しても、元の場所の形→その場所を変形した形というように変形した場所を思い出せるようです。

これがどうして起きるのかは謎なのですが、場所の場合曖昧に覚えていて、かつ情報量が多いことが起因しているのではないか?とも思っています。
そのため、簡易な場所をイメージして、そのイメージでも場所の変形は可能かどうかをみる必要性があります。