記憶問学ⅱ

記憶問(とい)学とは、どのような問いをすることが記憶力に寄与するのか?を考える学問分野であり、ボブの創作学問です。

場所において問いを体系化しておくことで、その場所から適切にイメージを見つけ出せるのではないか?というのが近頃の狙いです。
例えば、
イメージAを見つけた

このイメージを見つけたら、どこで移動すべきか?

イメージの裏側に回り込む

そしたらどこを見るのか?

イメージAの背面

背面には何個イメージがあったっけ?

3つ

という形でイメージAを起点に問いを発することで、段々とイメージを追っかける仕組みを作っておくことができる。
この問いには今のところ想定しているのは、
そこにイメージがあったかどうかの“存在の有無の問い”
視点をどこに注視したらいいのかの“視点注視の問い”
どのような移動をしたらいいのかの“移動の問い”
イメージの分量などを問う“分量の問い”
に分けられるのではないかと思っています。

これをもっと直接的にしたのが“指示の約束”です。
例えばこの部屋での指示の約束は、「イメージを見つけたらそのイメージの背面に回り込む」という約束をしておくことです。
こうすることで、意図的にイメージを探しやすくすることができます。

問いとの違いは、問いは思い出すきっかけを体系化しておき、漠然とした情報を与えるのに対して、指示の約束は固定的なアルゴリズムを与えることができます。
つまり問いの場合は、裁量の幅が少しあるということです。