言語の干渉と重奏化

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言葉とイメージってなぜこんなに覚えやすさに差があるのだろうか?
頭文字法の成功例からも、どうも音を検索するための情報というのは、頭の文字の音にあるようです。
そして頭文字法を多用しすぎると、同じ音から連続する情報というのが多様化しすぎて、どれだかわからなくなります。
これが一種の干渉なのだと思います。

さてじゃあ同じ「あ」であっても違う「あ」にするにはどうしたらいいでしょうか?
そこでボブが試したのは「リンゴ」という音を覚える際に、「リンゴ」から連想されるような音を「リンゴ」の特に頭の音である「リ」に合わせて、脳内で重ね合わせるということです。

結果から言えば、これはなかなか難しい。
まあ、少しだけやった感想ですけどね。
単語の音と連想した音自体を合わせた場合、連想した音のみの場合とでは、連想した音のみにした方がかえって記憶に残りやすい気がしました。
パラレル化の弊害として、記憶に残りにくいというものがあるので、まさにそれじゃないか?と思った次第です。

経験的物語法(ノートより

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昔のアイデアノート一冊目に経験的物語法について書かれていた。
ちなみにこれは対文章式記憶術歴前のアイデアです。

経験的物語法は対文章式記憶術のテクニックが大体できる前に作ろうとしてた方法です。
この方法は頭文字法の原理を使うことでよりよくなるとボブは思っていました。
頭文字の本質的な部分は、“連続する”情報の“頭”を記憶することによって、記憶しやすく、思い出しやすい状況にするテクニックです。
これを経験的物語法でもやろうとしていました。

この経験的物語法は一つ欠点があって、文章全てが、それこそそのまんまの経験で説明できないということです。
それに対応するため、嘘経験という技とわざとミスするという技で何とかしようとしていました。

例えば「当事者は債務不履行について損害賠償の額を予定することができる」という文章を覚えたいとします。
「リンゴは猿を利口にすることについて責任者の予定です」みたいにガンガン間違いつつ、聖書を読んでいる自分という嘘のイメージを作り出します。

記憶術に速記で書く

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速記の線を使って、絵を描き、イメージ化するのは無理っぽ。
そこで並びを変え、絵にしやすいまとまりにしたり、線の奥行は自由に描くことができるという性質を利用しようと考えています。
例えば(/)みたいな線があったら上から俯瞰した場合、■という形であってもいいという性質です。

これらの性質を利用して、パーツを速記で加工していきます。
今上手く行っている方法は、「速記」という言葉を覚えたいときに、速記の速を対文章式記憶術のパーツ化し、そのパーツに速記の線を取り入れていく、例えば見出すなどを駆使して、速記の文字を描いていく方法です。

その内、できれば絵を付けて発表します。
言葉での説明はすでに無理です。
速記はV式速記がおススメです。