ティーチングを効率化(小説版)

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シモニデス先生「ボブ。今日わしが覚えたことを、教えてしんぜよう」
ボブ「いや。いいです!」
シモニデス先生「何じゃと?それではわしの覚えたことが、わしの記憶に定着しないんじゃが。。」
ボブ「やっぱりそれが狙いかー。だから教えられたくないんだが」
シモニデス先生「ティーチングはめっちゃ効果の高い方法じゃからな。しかしな、ティーチングには、弱点があるんじゃ」
ボブ「それを教えろよ!」
シモニデス先生「えー。それには興味あるの?」
ボブ「どう考えても、そっちの方が興味あるだろ!」
シモニデス先生「しょうがないなー」

シモニデス先生「ティーチングの弱点は、時間がかかることじゃな。。。
これを何とか軽減したいのじゃ。
ティーチングは大きく分けて、他者が本当にいて、その相手にするティーチングと他者がいなくて、自分自身にティーチングするセルフティーチング、またはセルフレクチャーなどとも言われておる。
他者がいる場合は、時間の短縮はより難しくなるが、自身で行うセルフティーチングはまだ希望があるのじゃ。
しかし、ここで重要になって来るのは、本来のアウトプットと違うという点じゃな。
わしは例えば記憶術で覚えたことを、頭の中でやるアウトプットを中間プットと勝手に名付けて、インプットとアウトプットから分けて考えておる。
この中間プットはアウトプットに似ておるが、実はアウトプットで得られる恩恵にあずかれない場合があるの。
実際に声に出したら気づくような情報の間違いに気づけない場合があるのじゃ」

ボブ「それを何とかしないと運用はしづらいということか~」
シモニデス先生「うむ」

記憶術Noteという新たなる試み(小説版)

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ボブ「あのさー。昨日勉強中の資格試験の過去問やったらさー。。。短文を正確に覚えているのに、全然過去問できなかったんだよねー。。。そんでさー、結局ノートに書くような感じで、整理した情報が必要という結論になったわけー」
シモニデス先生「ふーん。で、わしにどうしろと?」
ボブ「オーダー!ノートのような記憶術!!」
シモニデス先生「わしに作れと?」
ボブ「その通り!しかも急ピッチで!!もうそろそろ試験なんよ!」
シモニデス先生「確かに、ノートのように記憶できて、整理できたら、最高かもねー!」
ボブ「そうしょっ!?天才なあなたしかできない!」
シモニデス先生「そうわしは天才じゃ!できる!できる!できる!」

翌日
ボブ「で、どうなった?」
シモニデス先生「うん。色々大変そうだが、以下のことがわかった。。。
文字をそのまま覚えるのはかなり難しいかも。。。」
ボブ「それだけ??」
シモニデス先生「うん!だって一日じゃの~??」
ボブ「ちっ!(無能が!!)」
シモニデス先生「まあ、文章は線条性という性質があるから、それで絵を描くという構想があるにはある。
文字自体も、例えば「炎」を文字の形の火にすると消えにくくなるしの~。
さらに言えば3D化すると消えにくくなるしの~。
しかしこれではダメじゃろうなー。。。
ボブ「何がダメなん?」
シモニデス先生「だって、ボブの話を聞いたら、たぶんもっと高速的にインプットできなければ意味をなさんじゃろー?」
ボブ「まあ、確かに。。。」

コマ割り型パーツの無能さ(小説版)

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昔々、そのまた昔、ボブ氏とシモニデス先生という記憶術の開発に身を捧げたヲタク達がおったそうな・・・。

シモニデス先生「拙者、切腹するでそうろう」
ボブ「何言っている!?こんな所で切腹するなんて、辞めてくれ!」
シモニデス先生「止めても無駄じゃ!切腹するでそうろう!」
ボブ「いや!切腹するのはいいけど、床が汚れるでそうろう!」
シモニデス先生「(´;ω;`)えっ?」
ボブ「切腹するのはいいけどね。。。場所をちゃんと選べや!」
シモニデス先生「オラはもっと、もっと、どうしたの?とか、そういう声かけをしてほしかったんですじゃ」
ボブ「ちっ!どうしたんですか?」

シモニデス先生「前喜んでいたことがぬか喜びに終わったのですー」
ボブ「あー、、、あれ?あんま期待してなかった。大丈夫みんな期待してないから」
シモニデス先生「(´;ω;`)。あれってパーツをコマ割りの形にするヤツだよー?みんな相当期待したよねー?だって、あれができれば少数のパーツで、複雑な情報を覚えることができるんだよー?」
ボブ「うん!無理だと思った!」
シモニデス先生「何が無理か聞かないの?」
ボブ「(・∀・)ウン!!」
シモニデス先生「・・・。いちおう聞きたい人もいるんで、聞こうよ。。。
イッキマース!!
ダメだった理由。
単純に他のストーリー法などを使った場合との効果を比較した場合、明らかにストーリー法を使った方が手っ取り早いから。
次に何のメリットもない。もう一度言います。何のメリットもなかった。
例えば対文章式記憶術のパーツ化は想起する際に、形だけで想起が完了できるというメリットを作り上げていた。
でもコマ割りに書いた情報というのは、想起する際、普通の記憶術と同じぐらいの想起効率だった。
そのためパーツにしてしまうと、むしろ想起効率を下げてしまう。。
ということだったんですー」

ボブ「想起効率をわざわざ犠牲にしてまで、パーツに張り付けることはできないということかー。まあ、完全に対文章式記憶術の特性潰しになっているね!?」
シモニデス先生「オーマイガー!」