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対文章式記憶術を使う上で、ここでは避けて通りれないデメリットを挙げます。
①インパクトが弱い
完璧にインパクトが弱いイメージばかりか?というとそうでもないのですが、ともかくインパクトがあるイメージを作るのは難しい。
一般的記憶術では、イメージとイメージの組み合わせが奇抜であることで、インパクトを補っている感があるが、対文章式記憶術は個々のイメージの奇抜さを、自分で作り出さないといけない感がある。
②パッと見で理解できない
一般的記憶術だとパッと見て、何をイメージ化したかを思い出せることが多いのだが、対文章式記憶術だとそれがなかなかに難しい。
それが意味の翻訳をした場合、多くの場合想起の失敗として表に出る。
③想起誘導型忘却が起きる
想起誘導型忘却とは、似たような事柄を思い出すのを抑制することで、特定の情報を想起しやすくするという心理学の用語です。
これは対文章式記憶術では同じようなパーツを使っているため起きていると思われる現象です。
例えば動物を構成しているパーツが、今度は魚を構成しているため、動物を思い出し、パーツに分解した場合、魚の方のパーツが抑制されて思い出しづらくなります。
④マジカルナンバーを超える認識量で、ワーキングメモリーに展開してしまう。
普通、パーツであろうと3~4個のパーツまでしか認識できないのに、ボブは最近まで、頭の中で8個も9個もパーツを展開して、組み合わせようとしていました。
それが問題で、次々にパーツが入力される度に消えていきました。
これら上述を攻略する新しい?というか、少しだけ捻った方法を提案します。
①のインパクトが弱い問題は、自分が芸術化だと思って、変な形のイメージも作るようにしたらいいのではないか、と思っています。
③の問題はパーツを固定されたイメージと捉えるのではなく、粘土のようなイメージだと認識するのが大事だと思われます。
常に違った形を意識してイメージするといいと思われます。
②と④の問題は、2単語ごとにその単語に対応している2つのパーツを作り出し、2つのパーツで1つのパーツを作り、それを2単語の意味内容に合うようなイメージに見立てます。
そしてそれと同様に作られたイメージのパーツで、さらに大きなイメージを作ります。