記憶術のイメージコントロール⑥

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イメージコントロールとは、イメージの中でイメージに運動させたり、変形させたりすることです。
イメージのコントロールは、並列的に行うことができるようです。
そこでその性質を使ってイメージのコントロールで並列的に行い、情報を並列的に想起しようと考えました。

それでは実際にイメージコントロールをどう使ったらいいでしょうか?
それは運動って言っても、イメージ全体で行うようなイメージを避けるということをすると良いと思います。
その理由として、例えば「人が走る」という運動をイメージした場合、その後に「人が蹴りをしている」というイメージをしなければならないときに、「人が走る」のみのイメージだけでアップアップしてしまうからです。

そこで走るというイメージを右手の人差し指と中指で行い、これを「人が走る」というイメージにしておきます。
そして空いた足で蹴りをしておけばいいのです。
このように“一枚の絵”になるようにイメージします。
そうしないと並列的に運動させられないのです。

もし仮に一枚の絵として表せないときは、例えば「座禅」しているイメージから、「寝る」というイメージにする場合、「座禅しながら上体を前後に揺らしている」というように「寝る」という次の場面のイメージのために、「座禅」というその前のイメージから連想できるような“特徴を作っておく”ことで、次の場面を想起しやすくしておくのはどうでしょうか。

記憶術のイメージコントロール

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さて、今日はパラレル思考で見つけ出したことをさらに深堀していくという回です。
リーダーの方たちは、いきなりパラレル思考と言われて、記憶術の話じゃないのか?と思われるかもしれませんが、安心してください記憶術の話です。
まあ、いいから聞きねい、聞きねい。
ボブがパラレル思考を研究し出したのは、記憶術で同時並列的にイメージを生み出し、そして関連付け、頭に残そうというのがそもそもの動機だったのです。

それではみなさんパラレル思考をしましょう!
なんてことは言いません。
なぜなら複数の情報を人間は思い出すことができません。
一個一個の情報しか、思い出すことができません。
それがボブが出した結論でした。
つまりパラレル思考は色々やってみたけど、できない。
それがボブの結論です!

でもね。
成果が全くないわけではありませんでした。
それはイメージコントロールに関わることに関しては、実は2つ、条件が整えば2つ以上のイメージを同時にコントロールできるのではないか?という仮説に行き着きました。
これは例えばイメージを二つ出します。
右手の方にウサギを、左手の方に犬をイメージします。
当然このウサギと犬のイメージは直列的にウサギの後犬というようにしかイメージとして出せません。
しかしウサギにジャンプさせて、わけのわからない動きをさせつつ、犬に走り回るようなイメージをさせた場合、実際にこの2つの動作は同時に再現することは可能です。

ここで面白いことに気づく人もいるでしょうか?
ウサギはジャンプしてからめっちゃくちゃな動きをしています。
このとき手の動きなどは様々な動きになりますが、これも同時並列的に動いています。
その上で犬も足で走るという行為は他の足と同時並列的に動いています。
つまりボブが言いたいのは、イメージのコントロールであれば、かなりの数の同時並列的な運動が可能というわけです。

この条件を何とかして、これから機会があれば導き出せるようにしたいと思います。

3大認知システム

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3大認知システムと勝手に呼んでいる事柄があります。

①思考
②イメージ
③運動

です。

ここにパラレルな認知活動を導入したいのです。
つまり、同時並列的に2つ以上のことを思考したり、同時並列的に2つ以上のことをイメージ生成したり、操作したり、同時並列的に2以上のことをイメージし操作したり、運動したりするということです。

この中で最も現実的なのは、運動で、他の思考やイメージはかなり制約が多く難しく感じるからです。

しかし最終的には、これら全てをパラレルに行うことができるのが望ましいと考えています。
て、言っても、これは生産性を保証するものではないですけどね。

運動におけるパラレル化が起こる一つの場面は、2つのイメージを操作するときに“両手の感覚”を用いることで起こります。
普段ボブがイメージの操作をするとき、何気なく使っているのは、利き手、つまり右手の感覚であることに気づきました。
そこで両手で2つのイメージを操作できないか、実験してみた結果、両手だとパラレルにできるという結論に達しました。

ただイメージ生成も言語生成も実際には、二重にできないというネックがあります。
そのため、現在では心的情報の操作のみがパラレルにできることという仮説がボブの中では主流になり始めています。

これをぶち壊すためにも今後もイメージの研究は続けて行きたいです。