ライブラリー家⑦

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ライブラリー化を行っていく中で重要なこと。
①完全に類似する情報は避ける
前のライブラリー家⑥において、類似点の特徴的な所にカテゴリー化した相違点を配置し、それをもってライブラリー化を進めようと考えていました。
しかし、ここでボブが無意識に考えていたことは、どう完全に似た情報にしないか?でした。
これが大事になるのは、完全に似ている情報なのに、それが含んでいる情報が違う場合に問題となるので大事になります。
当然ですが、その含んでいる情報が同じなら、全然関係がありません。
ですが、例えば対文章式記憶術で作ったイメージの類似点が「台」で相違点のカテゴリー化した中に「人とそれ以外」というカテゴリー分けがあって、それに分類された場合を考えましょう。
その相違点をカテゴリー化し、実際に相違点となるイメージを置く「台」の特徴的な部分を台の上だとします。
すると、台には何か(相違点の実際の人とそれ以外のイメージ)が乗っているイメージがイメージされることになります。
このとき、例えばそのイメージが量産された場合、実際の相違点のイメージが違ったとしても、台に何かが乗っているイメージが量産された場合、それは起こります。
「干渉」です。
このようなことを危惧しているので、現行の方法論ではまだ無理だと感じています。

②区別の効率性
区別の効率性とは、干渉を起こさないようにする認識をどれだけ時間的コストをかけずに起こせるか?という問題です。
現行ボブがやっている方法は、例えば、「リンゴ」「ミカン」「ブドウ」「ナシ」を覚えなさいと言われた場合、リンゴ→ミカン→ブドウ→ナシと覚えて行った場合に、リンゴとナシは似ていたな~と気づいたときは、頭の中でリンゴとナシの区別をちゃんとできるか?想起の際混乱しないか?というのを実際にリンゴの直前、直後に思浮かべて、情報を「区別」します。
これをしないと情報量が多くなったとき、確実に干渉を起こす可能性が高まります。
そこでこのような手間がかかる作業をします。
でもね。
区別が高速で行われる。
しかもそれをするだけで、他の周りの情報と一気に区別される方法があります。
それが“場所法”です。
しかしながら、これしか一斉に区別する方法がないのも事実です。
その上、この方法は完全に干渉を防ぐものではないのも事実です。
そこで、なんとかこの場所法とは異なるアプローチで二重に区別する方法を模索しておくのが大事になります。
ここでなぜ二重に異なる方法で作用させるのがいいのか?というと、対文章式記憶術でも最新の方法では二重の関連付けを行うことを推奨しています。
それはパーツ1組単位で他の別のパーツ1組単位に行為による関連付けを行い、かつそれを組み合わせるということを推奨しています。
こうすることで、行為による関連付けと組み合わせて見立てるという一種の関連付けがに二重で起きます。
これによりより強固なイメージとして描けるようになると想定しています。
このように異なる、でも二重に作用させられる新しい方法というのが、結果的により記憶術を強固にできると考えています。
そのため、場所法の区別の機能と対をなすような新しい効率的な区別の方法が重要だと考えます。

③適用の判断
あとは前のブログても述べたように、「あっ、これ前観たやつだ!」という気づきをどこまで高められるようなシステムを作るかが問題となります。
ライブラリー化したけど、ライブラリー化した中から全然使えてないよ、、、ということになると作った意味がそもそもなくなります。
そこで適用の判断をどれだけ高められるようになるかが重要となります。
そこでボブが注目しているのは、精神医学なとで使われる症例の診断マニュアルです。
イメージも結局ボブ的には、この“診断”と同じようなものだと思いました。
イメージがどれに分類されるか?
あらかじめ、イメージを診断するマニュアルを作り、それを高速で診断できるように訓練しておくことで、ライブラリー化を成功させようと今は考えています。

今のところのライブラリー化はこの方針で行こうと思っています。

ライブラリー家⑤

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ソロバン式記憶術の再考。
カテゴリーマスを使って対文章式記憶術のイメージを全て漏れなくカテゴリー化する。
この2点を今日は試みることにしました。

ちなみに前の方のブログで述べられた類似と相違を使ったカテゴリー化はいったん保留することにします。

昔作った対文章式記憶術のイメージの分類によれば、
①台/足
②皿/イス
③ローソク/尾
④ランプ/果物
⑤人/三角
⑥腕/スタンプ
⑦魚/卵
⑧船/投石器
⑨火/ナイフ
⑩カップ/ネジ
⑪柄/ハンマー
⑫恐竜/耳
⑬フタ/目
⑭アンテナ/円
⑮砲/串
⑯鳥/口
⑰潜水艦/首
⑱弓/花

という感じの分類でした。
分類も一つの番号に二つの分類という形で表しています。
一つの番号が二つの分類であっても、思い出すときに支障がないと考えてのことです。

さて、ここからはソロバン式記憶術の再考です。

普通のソロバンを以下のように表します。







これを用いれば1~9までの数字の全てを表せます。
でもボブが欲しいのは1~18までの数字を表せるソロバンです。
そこでこのように考えました。









というソロバンです。
これを使えば例えば「6」であれば









「12」であれば









⑰であれば









となります。

このように、このソロバンであれば1~19までの数なら直線状の玉の移動として表せます。

そしてこれを右上、右下、左下、左上という2×2マスを考えたときに、それらに先ほどの1~18の分類表から任意に選びだした数字を2×2マスに恣意的に配置します。

例えば「足が生えた果物が潜水艦に乗っていて、実はお皿の上であった」みたいなイメージであれば、分類表的には、「1」と「2」と「4」と「17」です。

2×2マス上に恣意的にそれら数字を対応させると、以下のような1~19のソロバンで表せます。

以下を一番左が右上、次が右下、その次が左下、最後が左上という2×2マスに対応したソロバンの数珠だと考える。




①①①①
②②②
無無③
無無④

無はスペースと考えてください。
これはスペースを単に入れるだけだと、セーブしたときに勝手に文字が左詰めになり、スペースを無視するためです。

このようにしてなにかしらの形に対文章式記憶術のイメージのようにします。
ボブの場合以下のようにソロバンの数珠を置き替えました。




①①①③
②②②④①

このようにして、ボブはこれを「金槌」に見立てることにしました。

この金槌を対文章式記憶術で作った複雑なイメージに添えることにより、もしかしたら、上手く分類できるかもしれません。(仮説です)

ライブラリー家②

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記憶術で作った情報をライブラリー化して、次の記憶するときに活かす!ということをめっさしたいです。
だが、前回のブログで書いたように、ライブラリー化するには
①過去に出た情報と類似しているという認識が必要
②ライブラリー化した情報から特殊な個々の場合を導ける
ということが少なくとも必要だと考えました。

これは一部記憶術の帰納法の問題に似た所があると今日思いました。
つまり特殊な個々の場合の複数個から類似点を見つけ、一般的な場合を構成するというのが帰納法ですが、一般的な場合から特殊な個々の場合を導けるとは必ずしも言えないのです。
これを解決できれば、記憶術に帰納法を使えるのです。
ようするにライブラリー化して分類した情報から複数の覚えた情報を思い出せるということです。

唯一突破口になりそうなのが、連想対称性です。
連想対称性とは、例えば海から川を連想した場合、海から川という流れは連想で保証されていますが、川から海というのは必ずしも連想で想起できる保証はないのです。
そこで川から海でも連想できるようにしようとしたのが、連想対称性です。

この連想対称性に加えて、場所の切り貼りをして、一カ所にまとめることができると完璧な気がします。
ただこれにはマンガのコマ割りの技術が使えるのではないか?と今は思っています。

ボブの独り言(備忘録)
場所には経験からくる物語性がいくつも存在している。
これを用いれば新しい物語法が生まれるのでは

連想対称性は物語性に宿るのか?

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連想対称性とはAからBという連想が存在するとき、BからAという連想は必ずしもできるとは限らないという欠点を補う方法です。
そのとき用いるのが、AとBという要素が存在している物語性と位置です。

ここで今回重要になってくるのが、この対称性は物語性の付与によって起きているのか?
それとも場所の位置に対称性が付与されているのか?
ということです。

物語性を付与すると大体が場所も存在してしまっているので、物語単体での調査は難しいのですが、物語性だけ付与して、周りを黒塗りにする方法を用いて検討してみることにしました。

場所単体の検討に関しては、場所に要素となるイメージのみを置いて、どうなるかみて行きたいと思います。

場所法はなぜ最強なのか?

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場所の特徴として、位置と広さを持ったイメージというものがあります。
普通イメージは位置もないし、ある程度の広さしかない。
その上、場所にはルートであれば連続性が備わっています。
そこに切れ目はない。
さらに情報量が多く、曖昧に記憶していることが多いという特徴も存在しています。
その点で場所のイメージというのは、普通の物などのイメージと比べると特徴盛りだくさんです。

これらの特徴が備わっていれば、普通のイメージでも同様の効果をもたらすことができると考えられます。
が、自然に統合された姿でこれを実現するのはなかなか難しいと思います。

この特性が仮にものなどのイメージに適用されると、かなり覚えられることになるだろうと思います。
もしかしたら、子どもは場所=もののイメージという形で区別されない可能性があることから、もののイメージに対しても場所の特性が適用される可能性があるのではなかろうか、などと考えてしまいます。

それはそうと、隣り合うAという広さを持った場所とBという広さを持った場所が存在するとき、AとBという広さを持った場所の重なり部分、A∧Bの部分ではAとB両方のイメージが想起されることになります。
そうして連続している場所A、B、C、D・・・というのは、連続的に想起されるようになるのでしょう。
仮に広さを持っていないと仮定すると、このような連続性はあり得ません。
また位置によって場所が区別されていることから、混乱することが少ないのでしょう。
仮に位置Aという一つの記憶であると考えても、上述の連続性から、あたかも大容量の記憶があるように思ってしまいます。
その上、多情報であるにも関わらず、曖昧に覚えても全然いい情報として取り扱われることから、記憶しやすい情報でもあります。
そのため、少ない回数で覚えれる気がするのでしょう。

連想対称性と嘘経験とキーアイテム

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これは対文章式記憶術とは全く違う記憶術です。
言うなれば、直感的記憶術です。
ルールで縛りまくる記憶術である対文章式記憶術とは違います。

はじめは抽象的言い方をします。
Xをキーとする覚えたい事柄Aがあるとする。
このときXとAが登場するような経験(嘘でもよい)を任意の場所Pで直感的に作り出す。
これを覚えたい事柄B、C、Dでも同様にする。
このとき場所Pも固定しておき、P内の違う位置で上記の経験を作り出す。
またこのとき、P内の位置は覚えたい事柄を連想しやすいような場所にしておくこと。
すると、思い出す際、Pのそれぞれの経験の位置とキーXを思い出すことによって混乱なく思い出せるようになる。

これを具体的に言うと、X=イモ、A=臭い、B=植物、C=鉄、D=海でP=自宅とする。
そうすると、以下全てボブが子供のときの嘘経験です。
まず寝室で「親がイモ食って、布団の中でこいたため、くさい」
庭で「イモを埋めて、葉っぱが出てきて植物的だ」
庭の縁側で「イモで鉄のはんだ付けにチャレンジ」
台所で「親がイモを食べながら、塩水(海)を作っている」
という感じだ。

あとで思い出すとき、イモを持っている子供のときのボブが、寝室、庭、縁側、台所をみればいいだけです。
ちょっとみそなのが、子供のときの自分が全ての場面に登場するということです。

場所に一つの概念

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場所法を改良しようと考えて、スーパーリコグナイザーのことを思い出しました。
スーパーリコグナイザーの人はたぶん分類による方法か、情報の統合による方法かを採っていると思っています。
分類による方法とは、記憶対象を分類して行って、そこに何かしらの情報の整理を行い、記憶に残そうというものです。
もう一つの統合とは、対文章式記憶術の組み合わせるということによって情報を少なくしようとするものです。

で、今回は統合の方法があるのではないか?と考えました。
例えば、ある位置にあるイメージは、何かしらの一つの概念に変えることができるという方法です。

それで実際やってみたのが、喜怒哀楽などを使った方法です。
場所の四方に喜、怒などをあてて、位置によってその感情の混ざり方を変えるというものです。

やってみたはいいのですが、結果が出ているのか謎です。

場所と時系列を両立する

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場所と時系列を両立し、整理する方法の1案を提示。

場所は基本的に横への広がりです。
そのため時系列を横に広げてイメージするのは無理があります。
そこで時系列を縦に伸ばすことにしました。
そうすれば、変化の様態なども空、あるいは地下の方に向かって同じ場所を作り出し、一瞬一瞬の状況をイメージすればいいことになります。

ちなみに人間のイメージというのは、写真のように静止画像で、奥行きが少しある程度のものです。
そのため、変化などを記憶していくのは苦手なことの一つなのです。

ですが、運動を残像のように残していくことは可能なのです。
そこで時系列をどこかに与えて、運動や変化の残像を残していきます。
しかしながら、例えば、場所をフルに使ってある時刻に覚えたイメージを置いたとします。
すると、次の時刻に覚えたイメージを置く隙がなくなることになります。
そこで、同じ場所だけど、時刻が違う同じ場所を縦、つまり空、あるいは地下にズラして時刻の違いを表します。
そうすれば位置による相違もあるので、同じ場所と認識されにくくなります。
でも、たぶん同じような場所のイメージの置き方をするとやっぱり無理だと思うので、そこは改良の余地がありますねw。

徹底的に場所法を整理する

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現行最強くさいのが、場所法を使ったカテゴリー化です。
どうもメモリースポーツのアスリートには受けないんですけど、心理学的に言えば、イメージがどこに属するのかがわかる状況合致は、想起しやすいはずなのです。

状況合致とは、イメージとそのイメージを置いた場所が連想しやすい状態にあることで、例えば、ドーナツ状のイメージだったら、ミスタードーナツ屋などの店内を思い浮かべるとイメージしやすいと思います。

さて、それでもやっぱりイメージは違和感だよな~とボブも思うので、最近は徹底的に場所法でカテゴリー化する方法の開発に励むこととなりました。
その上で、カテゴリー化しても自由度が高いという点が大事だと思ったので、その点も考慮してカテゴリー化することにしました。

ボブの場合、対文章式記憶術を使っているので、同じようなイメージができるという特徴があったので、それを頻度ごとに分けて、カテゴリー化し、整理しました。
3×3マスをイメージしてもらって、中央は台や足と言ったイメージが出たら、そこに置くというように分けました。
細かく言っても、対文章式記憶術を使わない人には、ほとんど無駄な話になるので、一般的に言えば、中央には人の情報を置くと約束しておくといいと思います。

ここで重要なのは、場所の正面という概念です。
イメージにはパッとイメージしたときのイメージしやすい向きと犬などであれば、その犬の顔がある方向であるイメージの正面が存在します。
それは場所も同じで、パッと場所を思い浮かべた場合にイメージしやすい方向と、こっち、例えば北向きの方向などがこの場所の正面だ!という場所の正面が存在します。

カテゴリー化した場合、一律にこの場所のこの位置はこのカテゴリーを表すと考えるため、場所の正面となる方向に合わせてカテゴリー化する位置を決めます。
そうすることで、パッと思い出した場合のカテゴリーの位置はある程度ランダムさを出すことにしました。
そうしないと、例えば右下の方に人型のイメージがめっちゃ置かれていて、そこにイメージが集まってしまっている、と言った困った状態は少し避けれます。

その上でどのようにして、さらにカテゴリー化するかをボブは画策しています。
その一つが照明の明るさであったり、影の向きと照明の位置であったり、空間の形やコマ割りを使ってみたりということを現在考えています。

もし二重にも三重にもカテゴリー化することが出来たら、思い出しやすくなるのかな?
照明の明るさや空間の形に変化をつけるとかはできる気がしますが、あとは情報の増加で難しそうというのが、やる前の感想です。

自閉症の方の超人的記憶力仮説(インタビュー版)

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先日インタビューしましたが、あれには重大な欠点があると聞きました。
どのような重大な欠点なのでしょうか?

シモニデス先生「それは抽象的なアバウトな括りで整理したとしても、例えば点という情報である情報を整理したとする。すると、その括りを使い回す場合は、例えば点でリンゴにある点、バナナにある点、ミカンにある点、、、、という感じで整理していく。それではいざ点から何かを思い出すとき、果たして点という一つの情報から三つの果物を思い出すことができるのか?というところが非常に批判される部分じゃろう」

それではそれをどのように解消するのでしょうか?

シモニデス先生「それはある程度概念の異なるもの同士の2つの要素を組み合わせて、一つのイメージを整理することじゃな。例えば「色」と「形」じゃな」
他にも色々考えられるがの」

しかし、色だと当てはまらないイメージの方が多い気がしますが、そこはどのようにするおつもりですか?

シモニデス先生「そこまで言ってしまうと、自分で考えなくなるのではないかの?まあ、わしの場合は色だけでなく、色がダメだったときは他の要素でシフトできるようにすることにしておるし、そもそも、整理する概念が多岐に渡っており、そのいくつかが当てはまればよいと決めておけばよいとわしは考えておるでの」

いくつか当てはまればよいというのは具体的にどのようなことなのでしょうか?

シモニデス先生「簡単じゃ。例えばリンゴを整理するときの要素が「色」「形」「頭文字」「種類」「できる動作」だとするじゃろ?それが色は赤で、形は点で、頭文字がkで、種類が動物、できる動作が殴るだとするじゃろ?色や形やできる動作などは何とかなったが、あとの頭文字や種類は当てはまらんかった。当てはまらんかったのは無視してしまい、当てはまったものだけで整理すればよいのじゃとわしは考えておる」

なるほどー。そのようにすれば、全く当てはまらないイメージは少なくできますね。でも、もしイメージがあてはまらない場合はどうされるんですか?

シモニデス先生「それは自閉症の方に習え、じゃな。この方法でも全く当てはまらないイメージは感情を激しく動かすことで何とかしようと考えておる。また他にもイメージの方に工夫をしておる」

イメージの方の工夫とは何でしょうか?

シモニデス先生「さすがに聞きすぎじゃとわしは思うがの?しかしここはあえて言おう!わしは対文章式記憶術で作られるイメージの傾向を集計したのじゃ!わしの場合、200以上のイメージを集計したのじゃ。情報数としては950以上の情報を対文章式記憶術で組み合わせていったことになるの。そしてわしはどうやら、一番多くイメージする傾向にあるのは「台」のイメージじゃ。そして次に多いのは「皿」のイメージだとわかったんじゃ。このようによくイメージしているイメージを3個毎に一組にしておくのじゃ。例えば「台」と「皿」と「ローソク」を一つの組Aとしておく。そして仮に台のイメージをしたときに、整理の要素に当てはまり難いとなったときに、「皿」や「ローソク」を台のイメージの代わりにイメージして、それで整理し、要素に当てはまるように調整するのじゃ」

ほー。そうすることで、全くイメージが当てはまらないという状態を少なくするのですね?

シモニデス先生「うむ。じゃが、これが上手くいくかは、検証してみないとわからん。まあ、上手くいけば、場所法にもこの技術の恩恵がいくかも知れんの」