内的アウトプットと自閉症

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内的アウトプット、つまり中間プットとはインプットとアウトプットの間の方法です。
ようするに、アウトプットが外に何らかの行為をもって、表現するのに対して、内的アウトプットとは外には出さず、イメージや思考を通じて、覚えた情報を心の内にアウトプットする方法です。

今回は自閉症の人の証言から、考えた方法を紹介します。

記憶術を改良にするに辺り、考えられる道が2つあります。
一つ目は、イメージの世界では運動や影などを統合して表すことが難しいのですが、それらを統合しようと考える。
いわば統合の道です。
もう一つは自閉症の人は、形と色を同時にみることができないということからヒントを得た自然に統合している情報を分離させる。
いわば分離の道です。

さて、ここでは分離の道の話になります。
自閉症の人同様に、目の前のノートや筆箱から色を抜いて、内的にイメージを描くと覚えやすい気がしました。
まだ観測を続けなければいけないのですが、どうやら目の前の情報を平面的に観たり、色を抜いて線として観たりすると記憶に残りやすくなる気がします。

でも、まだ観測段階なので、何とも言えませんがw。

ソロモン・シェレシェフスキーの記憶術仮説【検証】

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ソロモン・シェレシェフスキーが使っていたであろう記憶術を再現しようと検証を始めている。

ソロモン式は以下の要素があるのではないか?と仮説っている。
①視界をテレビ画面のように考え、覚えた情報をその画面に張り付けていたので、「ずっと見え続ける」ことを可能にしているのではないか。
②周りの状況も巻き込んで覚えていたことより、イメージを外界に置いていたのではないか。
③イメージに自己を含んだイメージをしていたのではないか。
④共感覚によって常に見立て続ける状態だったのでないか。

で、早速検証し始めているのですが、なかなか意識しながらなので、難しいですね(汗。

内的アウトプットと4技能

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内的アウトプット、つまりボブが呼ぶところの中間プットの問題です。
内的アウトプット=中間プットは、インプットとアウトプットの中間的なもので、インプットした情報を“頭の中で”アウトプットすることです。

ところで「開成流ロジカル勉強法」という本に出てきた4技能、つまり読む、聞く、書く、話すは英語だけではなく、日本語を含む言語全般に言えることで、そもそも言語を選ばない技術である、というところにハッとさせられました。

これは内的アウトプットにも言えることで、内的に言えば、読むことは例えば対文章式記憶術であれば、イメージを読む込むことです。
聞くことで言えば、誰か他の人の声色で頭の中で聞くことです。
書くことは、頭の中で文字をイメージすることです。
話すことは、頭の中で誰かに何かを説明したり、ただ単に話したりすることです。

このように内的アウトプットでも、4技能は分類できるし、使用できます。

あとは、これらをどう運用するか?ですが、それはまだ全然考えていません。

内的アウトプットの記憶術≪線描法による観察≫

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内的アウトプット=中間プットとは、インプットとアウトプット以外の頭の中で(=内的)アウトプットするということを内的アウトプット、もしくは中間プットと名付けて、取り扱っています。

外界の情報を内的アウトプットをし、線で描くためには、まず情報収集が重要だと思い線で自由に何かを描くということをして、その法則性をその線の消え方などから導き出そうと考えたのが、線描法という方法です。

そしてやってみた結果が、まだ一枚のイメージしかやっていないのですが、どうやら、何か“まとめやすいイメージの形でまとまる”という性質があるようです。
これはたぶん既知の記憶していることから、任意に近しい形というのをチョイスしてくるみたいです。

次にやってみた結果は、“わかりにくいイメージの形は、わかりやすいイメージの形に変換されていく”ということです。
ボブはわざとマルではなく、少し輪が開いたマルをイメージしておいたのが、時間が経ってから思い出すと、完全なマルになって想起されました。

さらにもう一つ。
普通イメージの線の量が増えて行くと、当然マジカルナンバーの制約により、次から次へと消えて行くのですが、線と線をつないで、例えば三角などにすると、線は3つ使っているのに、なぜか“一つのモノとして判定される”ようになります。

最後に、短期記憶の不思議です。
短期記憶ってマジカルナンバーで消えた情報も少しの間なら、すぐに復元できるというのが不思議です。
これは“認識の限界と短期記憶が実際に覚えている量の限界が違う”のでは。
あるいは“短期記憶が二重構造をしているから”では。
もしくは“短期記憶中の記憶に対しても感覚記憶が働いているから”では。

と夢想してしまいました。

内的アウトプットの記憶術≪育て方≫

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内的アウトプット=中間プットとは、インプットとアウトプット以外の頭の中で(=内的)アウトプットするということを内的アウトプット、もしくは中間プットと名付けて、取り扱っています。

今回のテーマはー、内的アウトプットの育て方というテーマで育てて行きましょー↑。

さて内的アウトプットと言いましても、どのようにしてこれを育てるのか?考え方を知らないと全く考えようがないですね?

そこでボブが提案するのが、内的アウトプットをしながら、「頭の中で単純な線を描いてみよう!」というものです。
まず僕らが知りたいのは、線たちがマジカルナンバーを超えるとどのように消失していくか?(マジカルナンバーは知らない人はググってね)
あるいはマジカルナンバーには全く反応しないのか?です。

反応したならどのように線が消えるのか?
または改変されるのか?です

全く反応しないなら、どうして反応しないのか?を考えるといいでしょう。

というように色々試行錯誤してみると、たぶんですが、たぶん内的アウトプットの力が伸びると思います。

こうして今日も中間プット(=内的アウトプット)学は発展して行きますです。

ちなみにボブがこの内的アウトプットで線を描くということを始めた結果、直線が弧を描いたり、半円が消えたりと摩訶不思議なことが起きましてそうろう。

内的アウトプットの記憶術

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この内的アウトプットに故意忘却を混ぜることで、さらなる飛躍があるんじゃないの?というのが、今回のテーマです。

故意忘却とは、トップページで紹介されている忘却術を使用しないことを前提に、意識的に任意の対象を忘却しようとすることで、逆に任意の対象を意識上らせる方法です。

この方法で、眼前にある景色を覚えることにチャレンジしました。

まず色々試した結果、以下の法則性があることを観測しました。
①忘却がある程度進んだイメージに故意忘却すると、本当に忘れる
②覚えたい対象を一気に広範囲に渡って、故意忘却しようとしても曖昧にしか覚えれない
例えば、駅前の全体の景色を故意忘却すると、詳細には覚えられない
③覚えたい対象をより具体的にしないと、故意忘却したとき、想起できない
例えば、駅前のあのとき、あの一瞬を故意忘却しようとすると覚えているが、あのときの一日全部を故意忘却すると、全然思い出せない

そこで、眼前にある事柄のより具体的でより狭い範囲の情報を故意忘却することにしました。
つまり、四角を覚えたい場合、縦線を消す(=故意忘却)ということをしました。
こうすると、少し覚えていました。

このことから、以下の仮説ができました。
加法と減法の仮説
加法、つまりイメージに落書きを加えることで覚える方法と減法、つまりイメージを部分的に減らすことで覚える方法があるのではないか?という仮説です。

あと色々方法を考えたんですけど、挙げるとキリがないので、今回は辞めておきます。

抑圧という想起の仕方

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中間プットをさらに強化するため、復習法の開発を推し進めていました。

そして以前読んだ本で、、、確か正しい勉強法と間違った勉強法が対比された本でした。
その本に覚えようとするのは間違いで、“忘れよう”とするのが正しいと書いてあったのを思い出しました。

そこでボブは、目の前にある情景の覚えたい部分をわざと消して、忘れるように頭の中で思い描いてみました。
すると結構覚えていました。

この故意に忘れるという技は、当然記憶術で使われるような混同のテクニックなどを用いたら、本当に忘れてしまうでしょう。
その点を含んで、どうしたら効果的に想起を抑圧し得るのか?というのが今後の研究課題として浮き上がりました。

この方法の根拠は、白熊を思い浮かべないようにしてください、と言われると白熊を思い出してしまうという研究があります。
人間のイメージは「ない」という状態をイメージすることができないので、このような現象が起きるらしいです。

キムピークやSを考えて

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キムピークは小脳が発達していた。
偉大なる記憶力の物語で出てきたSは、瞬間記憶ができた。

対文章式記憶術はSを意識した方法です。
だがしかし、たぶん失敗です。
真似になっていないでしょう。

最近Sの記憶力の本質だと疑っているのは、イメージを一つにするのではなく、その圧倒的な瞬間記憶能力だと思っています。
つまり、瞬間記憶能力を使って、何度もイメージの全体を覚え直しているのではないのか?ということです。

そこにキムピークの小脳の発達をプラスできれば解決できんじゃね?みたいに最近思っている。

最近入った情報によれば、小脳は知覚の情報処理に関わっているということ。
これは簡単に解釈できます。
つまり、この世の理解というのは、全て動作を内包しているからです。
簡単に言えば、リンゴというのを理解するにあたって、リンゴをリンゴと認識するまでのプロセスがあり、これは小脳で処理されているのでしょう。
さらにもっと細かく言えば、リンゴの形を観るときに、目の動きをどう動かしていくか?やそれをどうつなげるか?などの一連の運動情報と知識との照らし合わせなどを行っているのだと思います。

この小脳は結局、情報の入出力と情報の順序付けや体系付けに関係しているのではないか?と思っています。
細かい情報を順序付けて塊にし、それを体系付けているのではないでしょうか?

ここで少し思ったのは、描くという行為です。
嘘か本当かわかりませんが、Sは観た景色をスケッチのように頭に描いたと言われています。
このスケッチを頭の中でするというのも運動です。
さらに対文章式記憶術では見立てることによって記憶に残し、今はまだ少しですが成果を上げています

この考えから、スケッチするときの線を描く運動を、“他のことの運動”に置き換えられないか?ということを思いました。
なかなか言葉では説明しにくいですが、例えば柵などの縦棒を書く際は、キャベツを包丁で縦にみじん切りしている運動を思い出しながら、柵の縦線を頭の中で思い描くのです。

これでどうにかなるかは、全くわかりませんが、いちおうこの仮説も出しときます。